広島の金輪島、宇品島、似島ツアー

広島市にある金輪島(かなわじま)、宇品島(うじなじま)、似島(にのしま)の三島へ行ってきた。
旅程は、自宅→広島駅→海岸通、広島市営宇品桟橋→金輪島(新来島宇島どっく、防空壕跡、金輪島トンネル、原爆慰霊碑、潮延命地蔵)
金輪島→広島市営宇品桟橋→広島風お好み焼き吉→宇品島(元宇品公園、ひろしま海の駅、住吉神社)
広島港→似島(ウエルカム似島、旧軍用桟橋、旧陸軍第一検疫所遺構、似島学園、弾薬庫通用門跡、帆立貝のはしご、広島平和養老館、馬匹検疫所焼却炉跡、展望台、蛸壺マンション、原爆慰霊碑、牡蠣養殖、似島胡(えびす)神社、似島竃(かまど)神社)
広島港→袋町→お好み村(たけのこ)→スーパーホテル広島天然温泉・薬研堀通り。

金輪島

広島電鉄の電車一日乗車券(700円)を買い、路面電車に乗り込む。1回190円のため、4回以上乗るとお得になる。

海岸通駅で降り、広島市営宇品桟橋へ向かう。

ちょうどやってきた船に乗ろうと思い、「金輪島の地図をいただけますか?」と聞いたら、「似島学園行きです。」とのこと。時刻表を見ると似島学園行きの船は違う時間なのだが、今日は臨時便が出ているようだ。間違って乗らなくてよかった。その次に来た船に乗る。

船長に「金輪島の地図をいただけますか?」と聞くと、少し考えて引き出しを開けると、1部だけあった地図をくれた。最後の1部とは大変貴重だ。「ありがとございまっす!」と大声でお礼を言ってしまった。
このサイトには同じ地図があるが、印刷すると文字がぼけて見にくいため、やはり実際の地図がありがたい。)

10分で金輪島に着く。桟橋の隣は新来島宇島どっくで、一般人は入場できない。

道沿いには防空壕跡がある。後で行く似島も含め、戦争遺構をよく見かける。

島の北側には「The Island」というグランピング施設があった。

目の前には海、その先にはすぐ広島市街が見える、なかなかの環境だ。

金輪島トンネルのすぐ近くに原爆慰霊碑があった。広島だけに原爆慰霊碑を似島でも見た。

1時間半ほど滞在して、次の船で広島市営宇品桟橋へ戻った。

昼食はもちろんお好み焼きだ。「広島風お好み焼き吉」で、女将さんと会話をしながら広島風お好み焼きをいただく。広島風お好み焼きは焼けるまでに20分ほどかかるので、その間も会話ができる。また、大阪のお好み焼きは「粉もん」と言われるだけあって小麦粉がメインだが、広島風お好み焼きはキャベツ、焼きそば、肉、卵などがバランス良く入っている感じだ。


宇品島

宇品島は暁橋で本州と地続きになっている。

さずが地元だけあって、岸田首相のポスターをよく見る。

宇品島の半分以上は元宇品公園になっており、その中の道路を歩く。ひろしま海の駅(グランドプリンスホテル広島)もある。

似島

最後は今回のメインターゲットの似島だ。広島港からフェリーで20分で着く。

上陸して、早速ウエルカム似島で自転車を借りる。その時は無人で、自分で紙に名前などを記入し、お金(500円)と一緒に箱に入れるシステムだった。

島一周サイクリングに出発だ! 最初は広島港へ向かうフェリーとほぼ同じ速度でこいで行く。

似島学園は、戦争終了までは陸軍の似島検疫所が置かれ、原爆投下後は臨時の野戦病院として使用された。原爆家族を失なった戦災孤児を教育者・森芳麿が引き取り、保護収容施設を開設した。今は養護施設と知的障碍者施設を併設した社会福祉法人である。

その隣に旧陸軍第一検疫所遺構があった。ここは日露戦争まで帰還兵の検疫・消毒を行った場所だ。似島の戦争遺構は、特に看板などがなく、保存処理も不十分なものもよく見かける。

「帆立貝のはしご」もあった。似島はホタテの養殖が多く、養殖用の貝殻もよく見かける。

こちらがその帆立貝の養殖場だ。貝殻が縦に何枚もつるされた紐が並ぶ。

似島臨海少年自然の家の隣には第四検疫所焼却炉跡もあった。軍馬の検疫・消毒を行う検疫所の焼却炉で、原爆の死者の火葬を行われたそうだ。

すぐ近くの展望台には長~いすべり台もあった。思わず童心に帰ってすべってしまった。

「蛸壺マンション」もある。似島はタコ漁も盛んだ。

最後に

夕方まで似島でサイクリングを楽しんだ後は、再びフェリーで広島市街へ戻った。

夕食も昼食に続き、お好み村の中にある「たけのこ」で牡蠣入りお好み焼きを堪能した。牡蠣 もボリュームたっぷりでうまい。

その後は宿泊先のスーパーホテル広島天然温泉・薬研堀通りに行き、ウエルカムドリンクコーナーで無料のカクテルを味わった。

今回は1日で3島を訪問し、離島好きの私としては「効率の良い」島巡りができた。満足!

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