栗東市ウエルネスツアー

滋賀県栗東市のウエルネスツアー(旅先でのスパ、ヨガ、瞑想、フィットネス、ヘルシー食、レクリエーション、交流などを通して、心と体の健康に気づく旅、地域の資源に触れ、新しい発見と自己開発ができる旅、原点回帰し、リフレッシュし、明日への活力を得る旅)に参加した。
旅程は、栗東駅→旧東海道の散策→旧和中散本舗→魚新楼→TCCセラピーパーク→栗東歴史民俗博物館→茶ノ木カフェ→栗東駅。

旧東海道の散策

栗東駅から旧和中散本舗までは旧東海道沿いに30分ほど歩いた。途中の稲荷神社には奥の方に蒸気機関車が展示されていた。

道沿いの民家には昔の屋号が書かれた看板があり、昔の家業が分かって面白い。

旧和中散本舗

旧和中散本舗は400年前に創業した薬屋で、徳川家康が滋賀県野洲市の永原御殿に滞在中に腹痛になり、この薬屋の和中散を飲んで治ったことから、全国で有名になった。通常は見学できず、年2回の特別公開期間のみ見学できる。

私たちのグループは元気一杯の当主(下の写真)が説明してくれた。薬草を挽く臼を回すための車は、ハツカネズミのように人が車の中に入って回転させたそうだ。通常だと水車を使うところだが、湿気が薬に良くなく、また家畜の活用も衛生的に良くないとのことで、人力になったそうだ。

中の大角氏庭園も立派だ。

東海道の草津宿と石部宿の中間にあるため、ここで大名や公家が休憩する梅木小休み本陣でもあった。大名が滞在する部屋は、時代劇に出てくるような、中から外は見えるが外から中は見えない簾がかかっている。

忍びや暗殺者が屋根の上に来ないよう、屋根は急な角度となっており、屋根裏の板も薄くて、人が乗れないようになっている。

魚新楼

昼食をとった魚新楼では、かご盛をいただいた。目と舌の両方で楽しめ、ビールも飲んで最高だ!

TCCセラピーパーク

食後はいよいよ本日のメインである、TCCセラピーパークでのホースセラピーだ。TCCセラピーパークは、ケガなどで引退した競走馬の支援や、障がいのある子供へのホースセラピーなどを行っている。

まずは飼育されている馬やロバと触れ合う。人参をあげると一気に食べる。

そしていよいよ乗馬体験だ。どの馬も大人しく、リラックスして乗れた。学生時代の牧場実習で、牛の体重を量ろうとしたら急に牛が走り出し、手綱を離さないように懸命に走ったことを思い出した。その時と比べてなんと平和なことか。

今回のツアーでは、これまで知らなかった栗東市の魅力を堪能した。どうしても地元や近隣は大して観光するところはない、と思いがちだが、気付かなかった魅力があるものだ。今後も地元や近隣の魅力を発見し、地元や近隣、そして遠方の人達にその魅力を伝えていきたい。

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