世界一周47日目(ラックローズ)

 今日で世界一周旅行も、ちょうど半分が過ぎたことになる。訪問国も13か国中、ちょうど半分の7か国目だ。本日はラックローズ(レトバ湖)とノフライユ亀公園の日帰りツアーに参加した。
 今回の宿泊先(民泊)は朝食が付いている。家主から「朝食は7時に部屋へ持っていく」とのことだったが来ない。2回電話で催促して朝食が届いたのが7時40分だった。イランでは15分遅れて「遅い」と言っていたが、またレベルが違うようだ。届いた朝食を見ると、クロワッサンとフランスパン、そしてインスタントコーヒーのみだった。やはりフランスの元植民地だけあって、コンチネンタルブレックファストだ。
 本日のツアーのガイドとドライバーは、9時の約束で5分遅れで宿泊先に来た。40分遅れを経験していると、早く感じる。クレジットカードが使える場所がほとんどなく、早くも現金が尽きてきたため、ガイドに頼んでATMに寄ってもらう。すると「このカードは使えません。」と出る。ビザ、マスター、アメックスのどれを使っても同じだ。クレジットカードで現金が引き出せなかったら、どうしよう? ユーロの現金もほとんど残っていないし。ゲイドに言うと「別の銀行のATMへ行ってみよう」とのこと。別のATMで無事に現金が引き出せた。ほっと一安心。
 本日は聖母の被昇天という祝日で、道路が空いていた。このためスムーズに...と言いたいところだが、雨季でスコールが降ってきた。短時間で道路が冠水状態になる。それでも何とか走ってラックローズに着く。晴れて条件が揃えば、バクテリアなどの影響で赤い色になる湖だ。私がセネガルを訪問国に選んだ理由の1つだが、今日は曇天で赤い色は見られなかった。

 ここは死海よりも塩分が高く、もちろん人が浮いて新聞を読むことも可能だ。水着を持って行って泳ぐところだが、ロストバゲージで水着はない(グスン)。湖の底を掘ると塩が取れるそうで、住民が採取した塩の山があった。ダカールの精製所へ売却され、更に国外へ輸出されるとのこと。

 ラックローズのすぐそばに大西洋があるとのことで(元々は1つの海だった)、ジープで砂浜を走った。波打ち際を走行し、能登半島の「千里浜なぎさドライブウェイ」みたいだ。

その前に、ビサップ(ハイビスカスのジュース)を200セーファ(約50円)で買って飲む。ショウガ入りですっきりしていて美味しい。ペットボトルは何度か再利用される。

 その後はラックローズ沿いにあるレストランで昼食だ。鯛のようなの焼き魚は普通に美味しい。昨日飲んだガゼルビールとは別の、同じく国産のフラッグの大ビンを飲んだ。こちらもスッキリ系だ。すきっ腹で飲んだため、結構酔ってしまった。

 ラックロースを後にして、ノフライユ亀公園へ向かう。ここはゾウガメを保護している場所だ。日本の動物園で見るゾウガメはほとんどじっとしているが、ここのゾウガメは結構チョコチョコ動く。ガイドによると、サバンナに生きていて、草を求めて動く必要があるためとのこと。私たちが行くと、餌がもらえると思ってか、何匹かのゾウガメが寄ってくる。歩いたり、草を食べたりしているゾウガメたちを見ていると、何か癒される。雨季で人が少なめのラックローズも含めて、癒される旅だった。

 宿泊先への帰りに、ダカール空港のバゲージクレームへ電話したところ、「まだスーツケースは見つかっていない」とのこと。これで今晩も荷物無しでの宿泊が確定した。見つかるのだろうか?
 夕方になり、近くのサンダガ市場へ。カオス感、アフリカ感が満載だ。チュニジアやイランと違い、あまり「中国人か?」などと声をかけられなかった。それでも東洋人は珍しいため(ビジネスで中国人はよく来るが)、ちらちらと見られるのは分かる。パンツやTシャツなどは売っていたため、ロストバゲージが出てこなければお世話になるかもしれない(そうならないことを願うばかりだ)。

 夕食のためにガイドブックに載っていたガナレ(ガナレホテル併設のレストラン)に入ったところ、ガイドブックに載っていたハッピーアワー(18時~20時は1杯生ビールを注文するともう1杯無料)は無くなっており、料理も1品5千~1万セーファ(約1,250~2,500円)と日本の物価と変わらなかったため、店を出て、別のファーストフード店「E Bristol」でピザ(3,500セーファ=約900円を食べた。今回の世界一周ではやたらピザを食べているな。

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