世界一周46日目(アジスアベバ→バマコ→ダカール)

 本日はテヘラン→ダカール移動の2日目だ。イスタンブールで荷物を預けたのは無人カウンターで、その荷物のタグには「イスタンブール→アジスアベバ」としか書かれていなかったため、アジスアベバで再び荷物を受け取ってから再度ダカールへの飛行機のチェックインが必要と考え、エチオピアの入国審査へ行く。「ビザは?」と聞かれ、「無い。乗り換えで荷物を一旦受け取る必要がある。」と答えると、「手前のエチオピア航空のカウンターで確認してくれ」と言われる。カウンターで行くと「荷物はダカール(セネガル)まで行くので、「国際線乗り継ぎ」へ向かってくれ。」と言われる。「この荷物のタグにはイスタンブール→アジスアベバとしか書かれていないが大丈夫か?」と聞くと、システムを確認した上で「ダカールまで行くように手続きした。」とのこと。
 次は手荷物検査があったが、ミネラルォーターは持ち込みOKだった。テヘランでもそうだったが、国際線でもたまに水の持ち込みがOKの場合があるため、明記されていない場合は、ダメもとで確認することをお勧めする。出発ゲートにもエチオピア航空のカウンターがあったため、荷物の行き先を再確認したところ、システムを確認して、「ダカールまで行く」とのこと。更に安心感が増した。出発まではまだ10時間近くあるため、出発ゲートの待合席で、座席4つの上に横になって過ごす。アジスアベバは深夜到着便が多いため、私のように寝ている客も多い。海水浴場のデッキチェアのように、初めからリクライニンが倒れている睡眠用の座席も多くあった。ホテルも隣接しており、お金を出せる人(エチオピア航空で乗り継ぐ人無料で泊まれるというネット情報もある)はそこで夜を明かすようである。
 翌朝6時になると、空港の店も開店し、人通りも増える。改めでエチオピア航空のカウンターで3度目の確認をする。ここでもシステムを見て、「ダカールまで荷物は行く」との返事。ここまで確認して荷物が行かなければ、諦めるしかない。
 アジスアベバからの飛行機は、50分ほど離陸が遅れた。1人行方不明の人間がいたのと、その後は滑走路待ちのような感じだった。一旦バマコ(マリ)に着陸し、4分の3程度の乗客が降りた。マリはアジスアベバからノンストップで飛行機で行け、観光の見どころも多いとネットに書かれていたため、一度は今回の訪問先に考えたが、外務省の海外安全ホームページで国全体が真っ赤のレベル4(退避勧告、アフガニスタンやリビアと同レベル、正確にはバマコのみはレベル3)になっていたため、今回は安全なセネガル(レベル1)にした。バマコから乗る客はわずかだった。機内では日本の映画が3本ほどあったため、見た。更に韓国の映画で「6/45(風に乗って軍事境界線を越えてしまった1等57億当選ロトを巡る南北軍人らによるコミック接線劇)」が、南北朝鮮の違いと共通点がコミカルに演じられており、面白かった(英語字幕だが)。
 ダカールに到着し、入国審査後はいよいよ荷物の受け取りだ。3回も確認した荷物は、果たしてダカール空港にきているのだろうか...結局、来なかった。近くのバゲージクレーム窓口へ行ってロストバゲージの手続きをする。順調に見つかれば明日の同じ便で空港に届くとのことだが、ホテルまでは送ってくれないそうだ。市街地から空港までは40km程度ありタクシーだと渋滞も考慮して片道1時間半、2万セーファ(約5千円)もかかる。空港でSIMカード購入と両替を済ます。SIMカードもクレジトカードでは購入できす、セネガルはまだキャッシュレス化が進んでいないようだ。
 空港外に出て係員らしき人に「ナヴェットエクスプレス(空港バスの名前)?」と言うと、「ダカール行きが出るからすぐに乗れ。」と言う。(今回はタクシードライバーによる「ぼったくりの売り込み」はなかった。)急いで6千セーファ(約1,500円)を払って乗り込む。「独立広場まで」とドライバーに言うと、「途中でタクシーに乗り換えてくれ。」とのこと。ダカールでも色々行き先があるようだ。バスターミナルらしきところに着き、ドライバーがタクシーを見つけてくれ、「これに乗れ」と言う。なかなか親切だ。タクシードライバーに行き先を告げると、「今から電話してくれ」とのこと。SIMカードを買って国内通話が可能になったため、宿泊先に電話してドライバーにつなげると、正確な場所を確認したようだ。その後2回ほど電話する。途中は渋滞個所もあり、なかなかカオスな「ザ・アフリカ」という感じだ。今回は民泊のため、タクシードライバーも正確な場所の把握には電話が必要なようだ。建物は7階建で、その7階が今回の私の宿泊先だ。

夜9時になったが、夕食に外出する。ガイドブック(セネガルの「地球の歩き方」は出版されていないため、今回は電子ブックで購入した「アフリカ旅行ガイドブック」を使用)に載っていたシェ・ルチャへ。

そこでは同じくガイドブックに載っていたセネガルの代表料理「チェブ・ジェン(魚と野菜の煮汁で炊いた炊き込みご飯)」とビール、ミネラルウォーターを注文。チェブ・ジェンはご飯だけでなく、魚や野菜の煮物もついていて、ネット情報通り、日本人の口に合う。国産のガゼルビールもオリオンビールのように軽快で美味しかった。(料理の写真を撮ったつもりが、撮れておらず掲載できませーん(泣)
 ロストバゲージのため、ほとんど所持品のない中で、下着を洗濯したり、シャワーを浴びたりした。下着はもちろん着ているもの1式しかないため、洗って乾かす。何とか明朝までに乾きますように! パジャマもないため、全裸で寝た(これはテヘランと同じ)。
 
 

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