世界一周32日目(アスタナ→アルマティ、アルマティ市街①)

 本日はヌルスルタン(旧アスタナ)からアルマティへ飛行機で移動した後、アルマティ市街観光(旅程は、国立中央博物館→コクトペ→マンガスシ(夕食))をした。
 ホテルのスタッフに、前日にタクシーをお願いしておいたため、今日は自分でYandexGoアプリを見る必要がなく、安心である(昨日のように利用拒否される心配がない)。ホテルのスタッフも、電話ではなく自分のYandexGoでタクシーを呼んでいた。昨日のバイテレクのインフォメーションセンターの女性スタッフの説明通り、朝8時でも道路の渋滞はほとんどなかった。やはり道路が広い。
 エア・アスタナの飛行機は順調に飛び、機内では食事も出た。アスタナのホテルは、今回の世界一周旅行では珍しく朝食付きだったので、これだけ食べれば昼食は不要だ。
 アルマティ空港に着き、またもやホテルへのタクシーに乗らなければならない。バスも路線バスはあるが、時間がタクシーの2倍ほどかかる。YandexGoやウーバーを再度試してみるか、とも思っていると、早速空港内で「タクシー?」と声をかけてくる。アスタナ空港でも空港内から声をかけてくる人は確実にぼったることが明らかだったので、「ノー」と冷たく返す。すると出発ロビーの方に「Blue Sky Taxi」と書かれてデスクがあり、愛想の悪い女性が座っている。これまでの経験で愛想の悪い人がぼったくることはまずないため、そこで値段を聞くと、5,000テンゲとのこと。アスタナのぼったくりタクシーの交渉後の値段が4,000テンゲだったことから考えると高いが、アルマティの方が市街地との距離もあるため、タクシードライバーとの値段交渉やYandexGoやウーバーが使えないリスクを考慮して、依頼することにした。聞くと電気自動車とのこと。そのため高めの値段設定のようだ。
 来たドライバーは、渋滞の抜け道を通ったり、音楽をかけたり、翻訳アプリ積極的に会話したりと、サービス満点だった。車は日産リーフだった。
 ホテルのチェックイン時刻(14時)まで時間があるため、先に市街観光を始める。本日は月曜日で、中央バザールやカザフ民族楽器博物館などが月曜定休、国立中央博物館が火曜定休のため、まずは国立中央博物館へ向かう。「地球の歩き方」の地図では1km程度かと思ったが、グーグルマップで検索すると2km以上ある。30分強なので歩いていくことにした。
 国立中央博物館では入口で警察が入場者をチェックしており、私が「日本人」と答えると、珍しそうにパスポートを確認していた。カザフスタンに朝鮮民族は一定数住んでいるため、中国人でも韓国人でもない日本人はまだ少ないようだ。アスタナのカザフスタン国立博物館と比べると、展示数が圧倒的に少なく、しょぼく感じた。通常の入場料500テンゲ(約160円)に加えて1,000テンゲ(約320円)が必要な特別室にも、大きな期待を持って入ったが、こちらも1室のみに原始人の顔の復元彫刻がある程度で、期待外れだった。

 そこからコクトペの山頂へ登るロープウェイ駅までは、徒歩15分ほど。ただ、ロープウェイ駅の前は列ができていた。「ポルトガルのように1時間待ちか」と思っていたところ、列が進み始めると一気に進むようだ。ただ、途中で団体客が来て、横入りしていく。これだといつまでたっても乗れないため、他の団体客に紛れて強硬に入った。ロープウェイは6人乗りの箱が次々とやってくる方式で、他の家族に紛れて乗り込んだ。家族はオマーンからの旅行者で、私が日本人と答えると、「トヨタカー、ナイス」と言う。外国人の日本に対する反応としては、まず「トーキョー」、続いて中年以上はトヨタなどの自動車(トヨタ、ニッサンは出るが、ホンダは日本車だと知らない人も多い)、若者ならアニメの話が出る。自動車産業とアニメ産業、この2つが外国から見た日本の主要産業のようだ。(写真好きの人なら、キャノン、ニコン、フジなどカメラメーカー名前も出る。)コクトペの山頂は遊園地になっており、アマルティの市街がよく見渡せた。

 夕食は「地球の歩き方」に載っていたマンガスシへ行った。グーグルマップで調べると、アマルティ市街に3店舗あり、最も近い店へ行く。マンガスシ以外にもアマルティ市街に寿司店が何件かあるようで、今や中華料理店よりも多いのではないか、とまで感じる。地球の歩き方には「壁に漫画が描かれている」とあったが、店がことなるためか、特に漫画は描かれておらず、普通の寿司店だった。「どこがマンガスシかい!」とツッコミを入れながらメニューを見る。創作的な寿司料理、ラーメンや焼き鳥などの和食もある。値段は日本よりも高いため、控えめに注文した。注文したのはシーザーサラダ(中にとんかつが入っていた)、軍艦巻き(マグロと天かすのようなもの)、天丼(えびの天ぷらを細かくしたものときゅうり、アボガド、スナックを細かくしたものをトッピング)とどれも創作が入っている。日本酒はなく、ビールもハイネケンとコロナだけだったので、コーラを注文した。

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