世界一周84日目(サンホセ市街)

 後述するが、本日は元々はアレナル火山とバルディー温泉の日帰りツアーへ行く予定だったが、都合によりサンホセ市街観光となった。旅程は、Liberty店舗→中央市場(昼食)→国立博物館→シモン・ボリーバル動物園→コスタリカ中央銀行博物館→国立劇場→La Casona Typica(夕食)。
 日帰りバスツアーが朝7時の集合のため、近くの集合場所であるHotel Balmoralへ行く。しかし、10分待っても迎えが来ない。旅行会社にメールと電話を、と思ったが、3日前のトルトゥゲーロ国立公園ツアーの時からSIMカードの調子が悪く、メールできない。電話をしてもスペイン語の自動音声が入るだけだ。幸い、地域のフリーWi-Fiにつないで、メールを送ることはできた。30分経っても来ないため、たまたまホテルの外に出ていたHotel Balmoralのドアマンに、電話のスペイン語自動音声を聞いてもらう。どうやらSIMカードの調子が悪くで電話できない、というメッセージだったようで、ホテルの電話から旅行会社に電話してくれる。ただ、旅行会社側の通信状態が悪いようでブツブツ切れ、英語もそれほど得意でないようで、「後で迎えに行くから待て」との返事。
 1時間経っても迎えに来ないため、自分の泊っているホテルに戻り、ホテルの受付から旅行会社に電話してもらう。すると勘違いして本日はキャンセル状態となっており、払い戻しするか、明日に振り替えてくれとのこと。明日は個人でサンホセ市内観光の予定だったので、明日との振替に同意する。これまでも最終日など1日は自分で市内観光を予定に入れており、何かあった場合のバッファーにできる利点がある。アレナル火山と温泉ツアーで、最初はViatorサイト経由で申し込んだが、2人以上催行のため、念のためGetYourGuideサイト経由で1人以上催行のツアーを申し込んだ。Viatorの方は参加者が私1名のままだったため直前にキャンセルし、GetYourGuideの方だけを残したつもりで、バウチャーも受信した。どうやらViatorの方もGetYourGuideも運行会社は同じだったようで、Viatorのキャンセルを聞いて、GetYourGuideもキャンセルしたと勘違いしたようだ。ホテルの受付にはお礼を言う。Hotel Balmora]のスタッフも同様で、まさに「捨てる神あれば拾う神あり」だ。
 ということで本日は市内観光になったため、ホテルの朝食を食べる。SIMカードの調子が悪いため、電話会社「Liberty」の店舗を聞こうと、インフォメーションセンターを探すが、あるはずの場所に見当たらない、近くのHiltonホテルのスタッフに聞くと「以前はあったが今は無くなった。何を探しているのか?」と言うので、「Libertyの店舗」と答えると、目の前の建物を指さす。おぉ、目の前にあったのか!
 店舗に行くと、これまた英語が全く通じない。翻訳アプリを使って何とか番号カードを受け取って店舗で待ち、ようやく自分の番になった。これまた翻訳アプリで状況を説明すると、スタッフはパソコンで状況を調べた上で、「購入分のギガを使いきった。追加で6千コロン(約2千円)を支払ってギガを追加できる」とのこと。トルトゥゲーロ国立公園ツアーでもバス内でネットを使えなかったため、ほとんどギガは使っていないはずだが...と思いながら、まずは使えるようにすべく追加費用を支払う。すると...Wi-Fiなしでネットが使えるようになった。バンザイ!
 近くの国立劇場へ行って英語ツアーを申し込むと「15時から」とのこと。それに間に合うよう、他の観光地を回る。中央市場は広範囲な種類の店舗が集まるが、飲食店が目立つ。美味しそうなレモンジュースとエンパナーダ(トウモロコシの生地に肉などを包んで揚げたもの)が置いてあったため、早めの昼食をとる。どちらも美味い。

 国立博物館は入口に庭園があり、そこでヘレノールモルフォ(青い蝶)が飛び回っていたのが印象的だった。

また、中庭には先住民の墓の近くで発見された石球が展示されていた。意味・用途は不明とのこと。

 徒歩15分ほどのシモン・ボリーバル動物園は、コスタリカの鳥類などがおり、平日で客も少なかったため、サンショクキムネオオハシなど、ゆっくり写真撮影できた。ただ、おりの中のため網が写真に写ってしまうのが残念。

 15時からの国立劇場ツアーは、ガイドによる普通の案内ではなく、男女の2人が劇場仕立てで演技をしながら劇場を解説するという、趣向を凝らしたものだった。2人とも役者とのことで、納得だ。

 帰りに、「地球の歩き方」に載っていたコスタリア料理レストラン「La Casona Typica」で早めの夕食をとる。インペリアル、ピルセン以外の国産ビール「ババリア」も初めて飲んだ。早く寝て、明日のツアーに備えるぞ!


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