世界一周13日目(リスボン近郊)

 電車と路線バスを使い、リスボンの西にあるシントラ、ロカ岬、カスカイスへ行った。
 ホテル最寄りのテレイロ・ド・パソ駅から地下鉄ブルーラインに乗り、レスタウラドーレス駅で降り、歩いてすぐのロシオ駅からポルトガル鉄道シントラ線に乗り換える。地下鉄もポルトガル鉄道も、前日に買ったリスボンカードをタッチすると、改札口を通過できた。これがリスボンカードの楽なところだ。
 シントラ線は日中でも1時間に4本運行しており、朝夕は更に多い。リスボンへの通勤に使われているようで、リスボン方向の電車はほぼ満席だ。本来は終点がシントラ駅のはずだが、シントラ港駅でほとんどの乗客が降りた。どうすべきか迷い、降りていた女性に「シントラ?」と聞くとうなづいたので、ここがシントラ駅と考え、電車を降りた。降りてからスマホでマップを見ると、どうやら一駅早く降りてしまったようだ。幸い、次の電車が5分後に来たため、再び1駅分乗ってシントラ駅に着いた。

駅を降りると、すぐに434番のバスが止まっており、乗り込む。念のためリスボンカードが使えないか聞くと、「使えない。シントラでは王宮でしか使えない」とのこと。「ムーアの城跡まで」というと15ユーロ(約2,400円)とのこと。「高いな」と思いながらも、後に乗客が並んでいることもあり、そのまま払う。バスはカーブをいくつも超えて走っていく。15分ほどして最初に止まったにのがムーアの城跡だ。
 自動券売機で入場料を買おうとしていると、入り口から出てきた一般女性は「チケットは買わない方がいい。ムーアの城跡は閉まっている。」と話す。「なぜ?」と聞くと「ストライキ。王宮もペーナ宮殿も閉まっている。」とのこと。なんと! 6月のポルトガル鉄道でストライキがあるなど、ストライキが多い国だと思っていたが、まさか今日に限ってシントラの主要観光施設が全てストライキとは... ネットで調べると確かに本日ストライキとの記事があったが、英語の媒体は1つしか見つからなかった。そうだったら、シントラ行きの鉄道でアナウンスするとか、バス運転手もそのことを知らないわけはないはずで、言ってくれれば15ユーロも支払うことはなかったのに。一昨日のポルトに続いて「だまされた感じ」だ。
 仕方なく、入れるところまでムーアの城跡を歩く。ここから先は入場不可。

 20分ほど歩いて王宮まで戻る。ここも閉まっている。

 近くの観光案内所に行って地図をもらう。本日空いているのはレガイラ宮殿とのことで、そちらへ歩く。入り口でリスボンカードの使用可否を聞くと、「使えるが、並んで入場券を買わなくてはいけない。」とのこと。長い列に並ぶ。

 1時間近く並んでリスボンカードを提示したら3ユーロ(約500円)の値引きだった。これだけだったら、リスボンカードを使わずオンラインで購入した方がよかったかもしれない。
 中の庭園は色々楽しめたが、主要な施設は全て大勢の人が並んでおり、「既に並び疲れ、人込み疲れ」していた「待てない性格」の私は、並んでいる施設はパスして回った。それでも1時間ほどかかった。おそらくディズニーランドへ私が行っても、ほとんどどこも入らずに帰ってくるだろう。また仮にムーアの城跡やペーナ宮殿が開いていても、どこまで入場したか疑問だ。

 ちょうど昼食時になったので(当初予定ではもっと早くシントラを発つつもりだったが)、昨日同様「地球の歩き方」に乗っているレストランを探し、トキューリャスに入った。開店時間から間もないのに、客がどんどん入ってい来る。店のオペレーションも手際がいい。昨日は魚を食べたので、本日は肉。「シントラステーキ」をワイン、サラダと一緒に注文。

これがうまかった! 牛肉ステーキが、クリームソースやマッシュルームと合う。フライドポテトも、塩味が微妙に付いていておいしい。
 そこから歩いてシントラ駅に戻り、路線バスでユーラシア最西端のロカ岬へ。最西端証明書もゲットした。

 その後は再び路線バスでカスカイスへ。ビーチでは日光浴を楽しんでいる人が多く、繁華街も水着で歩いている女性もいて、一気に目が覚めた。

パイナップルの皮にジュースを入れたものがよく屋台で売られており、飲んでみた。アルコール入りも選べたので、入れてもらう。15ユーロ(約2,400円)。

「地獄の口」を見て、カスカイスから電車(リスボンカード使用)でリスボンへ。「既に並び疲れ、人込み疲れ」していたので、そのままホテルで就寝。色々あったな~
 

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