３泊したポルトともお別れだ。サオ・ベント駅から１駅乗り、カンパーニャ駅で急行に乗り換える。カンパーニャ駅のホームは人で一杯で、列車もほぼ満席状態。自分の座席が列車のどの辺りにあるかが分からず、かつ皆大きな荷物を持っているため、車両内の通路を移動するのに苦労した。大きな白人に荷物を上げてもらったりしながら、何とか自分の指定席にたどり着く。（以下の写真は空いていたサオ・ベント駅の様子）
定刻より３０分弱遅れて、終点のサンタ・アポローニャ駅に着く。そこから宿泊先のVarandas de Risboaまで1kmほど歩く。今回の宿泊先は市街中心部に近く、設備も新しく、部屋も広い。スタッフの対応も素晴らしく、最上階のダイニングルームなど、ホテル内の施設を案内してくれた。ただ事前に分かっていたことではあるが、バス・トイレは共同、あとは壁が薄く隣の部屋のいびきがよく聞こえた。バス・トイレが共同なのは、宿泊費を抑えるためとのことで、確かに使用時間が短いバス・トイレを共同にするのは、空間の利用率を上げるという意味では理にかなっている。（ちなみに15,000円／泊で、市街中心部にしては安価）
夕方時間があったため、最寄りのコメルシオ広場にある観光案内所でリスボンカード（電車・バス・入場料などが無料・割引になる）を購入したり、サン・ジョルジェ城へ上ったりした。地球の歩き方に書かれていた無料のエレベーターを使ったため、比較的楽にサン・ジョルジェ城へ上ることができた。上からリスボン市街を見下ろす。
そこからはホテルに向かって道を下る。昔はガイドブックや観光案内所でもらった地図を見ながら、または人に聞きながら散策したものだが、今はスマホで現在地が分かり、ナビをしてくれるのでとても楽だ。途中で下町のアルファルマ地区らしい、洗濯物を干した路地を通る。
夕食は、ホテル近くのア・ムリャーりゃ・タスカ・ティピカに入る。老舗食堂で、テーブルには数多くの「予約席」の札が置かれている。18時半といいう早めに入ったこともあり、屋外の席に座ることができた。タラやサーモンなどの焼き魚とチーズを、ワインやビールとともに堪能した。最高だ!
