インダス文明のモヘンジョダロ遺跡を経由してハイデラバードと、本日も310kmとかなりの移動だ。
早朝に目覚めると、下痢と吐き気におそわれた。スパイシーで油の多い食事を、それも満腹になるほど食べ続けていたため、胃腸が疲れたと思われる。結局、6時間ほどほとんど睡眠をとれないでトイレに駆け込み続けることになった。
ロビーでの集合時刻になり、ガイドに聞くと、モヘンジョダロまでパトカーが入れ替わりで先導するとのこと。外国人保護のため、希望すれば先導してくれるそうだ。
上の写真のように、前の座席のみに警官が座っているパとかーもあれば、後ろの荷台にもライフル銃を持った警官が乗っているパトカーもある。銃で撃たれたら一貫の終わりだが、これで守られているという安心感はある。
ただ、吐き気によるものか寝不足によるものか、頭痛がひどく、結局座席に横たわったままで移動することになった。それでも、パトカーが交代する時は、起き上がって警官に敬礼した。
モヘンジョダロに着く。吐き気と下痢、寝不足でフラフラの状態で、ガイドについて歩く。インドのファテプールシクリ観光中もアメーバ菌による吐き気と下痢で、フラフラになりながら歩いた記憶があるが、そこまでのレベルではないものの、似たような状況だ。
モヘンジョダロ遺跡はスケールが大きく、レンガの跡もよく残っている。ハラッパ遺跡も大きかったが、人口がハラッパが2万5千人に対してモヘンジョダロが4万人と、当時としては更に巨大だ。まだまだ未発掘の場所も多い。
何とか歩いたが、1時間半ほどで体力の限界が近づき、ガイドに引き返してもらう。トイレに行くと、またまた吐いてしまい、下痢もした。その後はモヘンジョダロ博物館を見学。当然ながらモヘンジョダロ遺跡の発掘品が展示されていた。
下痢のため、昼食はパスしてそのまま移動。ハイデラバードへ行く途中までも、パトカーが交代で先導してくれた。
ホテルでは夕食もパス。パキスタンに来て初めてバスタブがあったため、お湯を張って浸かる。ただ、湯タンクが小さいようで、途中から出てくるお湯の温度が下がる。それでも湯船に浸かるのは気持ちのよいものだ。カレーとナンが続くとお腹を壊すのと合わせ、やはり日本以外では住めないと再認識した。その後はすぐに就寝。下痢が治りますのように...