本日の予定は、午前中に自分でスワコップムント市街を観光し、その後はナミブ砂漠に近いセスリムのロッジへ移動だ。朝起きてブログ作成などをし、１０時前にチェックアウトと朝食を済ませた後に、ホテル出発時刻の１３時までにスワコップムント市街観光をしよう、とゆっくりしていたら、朝７時に部屋の受話器が鳴る。ホテルの受付の女性が、「迎えの車のドライバーが来た」とのこと。出発は１３時のはず、と改めてスケジュール表を見て答えるが、急いで受付へ行く。そこにはドライバーがおり、７時出発と言い、１３時は逆にセスリムの客を乗せてスワコップムントへ出発する時刻とのこと。どうも旅行会社の間違いのようだ。仕方がないので、荷物をまとめて受付へ戻る。あーあ、スワコップムント市街観光とホテルでの朝食がパーだ。すると、受付が「朝食を箱に詰めてテイクアウトすればいい。」と言う。確かにその手があった。急いで朝食会場へ行き、ビッフェの中からテイクアウトできそうなものを選ぶ。ただ、市街観光は無理だ。分かっていたら前日夜に少しだけでも行っておいたのになあ。
車に乗り込む。旅行会社に電話すると、確かにスケジュール表の間違いのようで、一緒に受け取っていたバウチャーには「７時出発」と書いてあった。さすがにスケジュール表とバウチャーの照合まではしていなかった。テイクアウトの朝食を食べながら、車はセスリムへ向かう。本日もほとんどが未舗装道路だ。
ちょうど１２時にロッジに着く。ただここは同じゴンドワナグループの別のロッジで、ここからロッジの準備した車に乗って、宿泊先のロッジへ向かう。ここは各ロッジが砂丘方向を向いており、全部屋にプールとベランダが付いていた。ゴージャス!
元々午後は移動の予定だったため、暑い間はプールに入って日光浴し、涼しくなってからロッジ付近のハイキングコースを歩き、夕食後にサソリツアーがあるとのことで、参加を申し込む。
昼食は付いていないため、部屋に置いてあったビスケットを食べたり、イランで買ってまだ残っていたブドウのドライフルーツを食べたり、同じく部屋に置いてあるコーヒーや紅茶を飲んで飢えをしのぐ。
各部屋毎にあるプールの水は、サウナの水風呂のように冷たいが、がまんして入ってみる。その後、ベランダのベッドに寝転がって日光浴だ。前には散歩道もなく、誰も通らないため、思い切って全裸になり、水着のラインが出ない日焼けを目指す。ただ、やはり日光が熱く、ハエがひたすら周回して落ち着かない。３０分ほどで切り上げる。
夕方になったため、ロッジ付近のハイキングコースを散策する。特に道らしきものはないが、ハイキングコースの看板が一定間隔で立てられており、それを目印に歩く。
周りがどうも臭い、と思ったら、ガゼルなどの動物の糞があちこちに落ちている。サバンナで動物がいるということは、動物園や牧場を歩いているのと同じようなもののため、臭いのも当然といえば当然だ。１０分ほど歩くと、看板が無くなった。サバンナの中で道に迷うと命を失いかねないため、ロッジの場所を確認しながら、事前にもらった地図っぽい足跡になるように歩く。周回してロッジに近づくと、再び看板が出てきた。これじゃあ看板の意味ないじゃん! １時間１０分ほど歩いた。特に変わった景色はなく、ひたすらハエにたかられた。
夕食はビッフェで、自分でトッピングを選んで焼いてもらうピザや、野生のオリックスやガゼルの肉など、ユニークな取り組みをしていた。
夕食後は、ロッジが主催するサソリツアーに参加した。ロッジ前のサバンナを歩く。ガイドが貸してくれたＵＶ電灯をやぶに当てると、サソリが蛍光色に光る。ガイドが棒でサソリをやぶの外に出すと、サソリが警戒して毒針の付いた尻尾を前に突き出す。体調１０～１５cm程度のサソリが十数匹見られた。自然の中でサソリを見るのは初めてだ。
その後は南半球の星座を解説してくれた。遠くまで光線が見える懐中電灯で、星の位置が分かりやすい。南十字星など、主な星座の位置を確認できた。
