もともと本日はリスボン近郊のセトゥーパルとアゼイタオンへ行くつもりだったが、ガイドブックをよく読むとリスボンの見どころが多く、1日では回り切れなそうだったため、今日からリスボン市街観光に切り替えた。観光先は、ジェロニモス修道院→ベレンの塔→発見のモニュメント→パステイス・デ・ベレン(おやつ)→4月25日橋→国立古美術館→タイムアウト市場(旧リベイラ市場、昼食)→勝利のアーチ展望台→リスボン・ストーリーセンター→貨幣博物館→阿夫利(夕食)。
15分ほどあるき、カイス・ド・ソドレ駅からポルトガル鉄道に乗る。前日にカイス・ド・ソドレ駅に行ったため、なれたもんだ。もちろんリスボンカードで改札口を通過。ベレン駅で降り、ジェロニモス修道院へ行く途中に観光案内所に寄る。男性と女性の係員がおり、男性は別の観光客に対応していたため、女性に話しかけると、「私はできない。男性に聞いてくれ」と言われ、男性に観光地図をもらう。その女性は別の白人客とは英語でも話していたため、1.有色人種とは話したくない、2.以前にマナーの悪い中国人と話していやな経験をし私を中国人と思っている、のいずれかではないかと推測した。同様な経験は、これまでもヨーロッパと米国で何度かあり(カナダやオーストラリアではなし)、差別するのはもっぱら女性(もちろん白人)だ。
9:30の開場前でもジェロニモス修道院は観光客が並んでいた。30分ほど待って入ることができた。ここでもリスボンカードをタッチして通過する。朝一なこともあり、中は比較的空いており、前日のようにどこへ入るのも並ぶようなこともなかった。
続いてジェロニモス修道院と同様に長蛇の列になると聞いているベレンの塔へ向かう。並んではいたが、それほどではなかった。ここでもリスボンカードを入り口でタッチして入場。
中の2階以上に上る階段が狭く、上りと下りで交互通行になっている。このため20~30人の集団が上り終わると、別の集団が下るという方式だった。内部はそれほど大したことはなかった(あくまで個人の感想です)。
そこから歩いてベラルト美術館へ行き、リスボンカードで入場、と財布を見ると、リスボンカードがない! おそらくベレンの塔に入場後に、リスボンカードをズボンのポケットに入れたままにし、スマホをポケットから出し入れした際に落としたのだろう。すぐに財布にしまうべきだった。旅にトラブルはつきものだ(前日も同じことを言ったが)。今後リスボンカードを改めて買うか、買わずに観光するか迷ったが、電車などでわざわざ乗車券を買わなくても済む利便性があり、乗車券などを買う度にリスボンカードを無くしたことを思い出しそうだったため、先ほどの観光案内所に戻ってリスボンカードの2日券を購入した。今回も女性スタッフは、隣の他の観光客に対応中の男性スタッフに話すように言った。
その次の発見のモニュメントでは、リスボンカードでは3ユーロ値引きのみで、エレベーターで上に上がって外の景色を見るだけのようだったため、入場は見送った。バスコ・ダ・ガマやマゼランの像が彫刻されている。
ポルトガルで有名なお菓子、ナタで、パステイス・デ・ベレンは、ポルトガルで最もおいしいと言われている。1個1.3ユーロ(約200円)。アツアツで確かにうまい!
その後行った国立古美術館は、リスボンカードで入場できたが、前の白人客と長話していた女性の受付が、私が少しでもリスボンカードの取り出しに時間がかかると、イライラしてペンで机を何度もノックしていた。
その次の勝利のアーチ展望台の女性の受付は、私の前では無表情で、対応も冷たかったが、国籍を聞かれて私が「日本人」と言うと笑顔になった。こちらは私を中国人と思っていたパターンかもしれない。
夕食は、和食が食べたくてしょうがないという状況まではなっていなかったが、今後は日本料理店がなかなかなさそうだたため、日本料理店の阿夫利(あふり)に入った。おそらく店長らしき人1人のみが日本人で、他のスタッフは現地の人だった。刺身盛り合わせ、からあげ、ジャガバタと冷酒を注文し、どれも美味しかったが、やはり高い。特に日本酒はグラス(120ml)で、安いものでも8ユーロ(約1,300円)。ちびちび飲んで味わった。