世界一周53日目(ヒンバ族集落、トゥエイフルファウンテン)

 本日はエトーシャ国立公園を後にして、カマンジャブ近くにあるヒンバ族集落、更に世界遺産のトゥエイフルファウンテンへ移動だ。
 朝食もビッフェ形式だ。6時から可能。これまで行った国では、朝一に朝食会場へ行ってもまだ準備ができていないこともあったが、ここのロッジでは、すでに料理を取っている客もいた。日の出前からゲーム・ドライブ(車で公園内を移動して野生動物を見る)を始める客も多いようだ。
 7時にチェックアウトを済ませ、次の訪問地へ移動する。途中でトイレ(大)へ行きたくなり、エトーシャ・コーナーという道の駅的な場所へ行くが、まだ早くてトイレが開いていない。仕方ない、今回の世界一周初の青空トイレ(大)となる(小の方はイランで経験済み)。昨日に比べて通行量の少ない道路を走っていることもあり、更に途中で2回ほど青空トイレ(小)に寄る。こういう時に「男に生まれて良かったー」と心底思う。
 カマンジャブ近くにあるヒンバ族集落に着く。多くのヒンバ族は更にアンゴラ国境に近いオプウォ付近に住んでいるそうだが、奥地でアクセスが大変なため、今回は他の観光ルート上にあるこの場所になった。私としてもヒンバ族に会って、生活の一端に触れられればよいので、ここで問題ない。ここに住むヒンバ族にとっても、これまでの生活様式を守りながら、観光による現金収入も得やすいため、メリットがあるようだ。
 ハイシーズンでガイドが足りないようで、ヒンバ族集落の学校の先生がガイドとして対応してくれた。ドライバー兼ガイドはヒンバ族の言葉が一部しか分からないため、通訳ガイドが必要とのこと。男女の服装や習慣、住居などを説明してもらう。特に驚いたのは、全員下側の前歯が無く、言語の発音のためだそうだ。その歯を抜くのが、この枝を歯に当てて、ハンマーでたたくという、極めて原始的な方法とのこと。写真撮影は無料で、代わりに土産物を買う必要がある。

 土産物を買う際には、各ヒンバ族が商品を並べて私にアピールする。1人の女性と値段交渉をし、決めた価格で買おうとすると、後で高い値段を言ってきた。そのため、隣の男性が同じ商品を並べており、決めた価格と同じ価格を提示したので、急遽その男性からの購入に切り替えた。それを見ていたガイド役の学校の先生が「今の行動は良い」と言っていた。どの世界でも、噓つきは良くない。
 そこから本日の宿泊先のロッジへ移動する。昼食もそこで、何とか開店時間に間に合って昼食を食べることができた。昨日のロッジと違い、ここは昼食もビュッフェだ。

 涼しくなるまでロッジで休憩した後に、ロッジ近くのトゥエイフルファウンテン(世界遺産)を見学する。ここも現地のガイドがサン族の壁画を案内する。ガイドが若い女性であったため、ちょっかいを出しながら案内を聞いた。

 ロッジでの夕食は、やはりビッフェだ。ビールはハンザビールの生を飲んだ後は、初めてタフェルビールを飲んだ。ドイツビールらしい、しっかりとした味わいだ。これでウィントウックビールを含めて、ナミビア産の主要ビールを制覇したことになる。ビッフェは様々な料理を味わえ、待ち時間もないのが良いが、毎食ビッフェだと何か物足りない。(贅沢言ってすみません。)今晩は方角を把握して星空を見たので、南十字星も分かった。



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