本日は3日間ツアーの中日。長距離移動がないため、のんびりした。旅程は、トズールのメディナ(旧市街)→シェピカ→タルメザ→午後はトズールのホテルで休憩→サハラ砂漠の日没。
前日の夕食に続いて、朝食はホテルのレストラン。朝から多種類の食べ物が出る。まだ客は私一人。静かなプールを見ながら、近くで飛び跳ねる小鳥のさえずりを聞きながら食べる朝食。優雅なひと時だ。日本の旅館であれば、朝食のオープン時間はバイキングに並ぶ人の行列だが、ここは日本ではない。開店時間すぐに来るのは、私のような日本人だけなのだ。
トズールのメディナでは、店を持たずにバイク用のガソリンを販売する人をいくつか見かけた。無許可でアルジェリアからのガソリンを販売しているとのこと。価格は通常のガソリンよりも安いが、品質が劣るとのこと。
チュニジア南西部の、アルジェリアとのシェピカは、1969年の大雨で以前の村落が流され(こんな砂漠でも大雨が降ることがあるもんだ)、今は別の場所に村落が形成されている。以前の村落を観光地として開放しているとのこと。山岳からの湧水が出ており、これを生活用水や灌漑用水に使っている。
タルメザにも滝があり(日本の滝としては小さめだが、チュニジアとしては大滝)、家族が水浴びに来ていた。
砂漠の日没鑑賞まで6時間以上あるため(午前中で既に40℃超えと暑くて、外を散策する気にもならない)、ホテルのプールで泳いで日光浴したり、シャワーを浴びたり、昼寝したりして過ごす。誰もいないプールで青空を見ながらボーッとする。四つ星ホテルサイコー!(これまで2つ星ホテルや星なしが多かったため。全てはお金だ。)
夕方になり、映画スターウォースのセットが残っているシェット・エル・ジェリドとオング・エル・ジュメルへ行く。そこまでの行程はダート道で、ジープが進んでいく。
いよいよ日没になり、サハラ砂漠に沈む夕日を見た。確かにきれいだったけど、砂漠だから特に違う、というわけではなかったが、山や雲がないため、地平線に沈む夕日がくっきり見えた。