留学21日目(サンティアゴ・サカケペケス)

 「死者の日」で祝日の本日は、バスツアーでサンティアゴ・サカケペケスとスンパンゴの大凧揚げを見に行く計画をしていた。しかし、当日朝にスペイン語学校の学長からホームステイ先のホストに連絡があり、大凧揚げが雨で中止になったとの連絡がある。ツアー会社に確認すると、スンパンゴの方は大雨で会場が水浸しになり中止が決まったが、でサンティアゴ・サカケペケスの方は決行が決まり、周辺の村を含めてツアーも催行されることになり、参加した。死者の日は凧揚げをして、凧が風を切る音で死者の霊を呼び、家族が墓に集まって、食事などをしながら、死者の霊と楽しく過ごす日だ。死者の霊に近づくという意味では日本のお盆に似ているが、日本ではしんみりするのに対し、ここでは楽しく笑顔に過ごすのが大きな違いだ。
 最初のサンティアゴ・サカケペケスは、会場の墓地までにたくさんの屋台が並んでいた。多発すると言われるスリに気を付けながら歩く。どれも美味しそうだ。

会場前にはスポンサーの大凧が展示され、キャンペーンガール?も写真撮影させてくれる。

会場の墓地でも大凧が展示され、小さい凧揚げもしている。墓地には花が飾られ、訪問している家族も多い。

昼食はもちろん屋台で売られている食べ物だ。私は牛肉と野菜のバーベキューだ。トイレが近くなるので迷ったが、誘惑に負けてビールも頼んだ。

 次の訪問地は、サンティアゴ・サカケペケスの隣にあるサンタ・マリア・カウケだ。ここでは小さな墓地を訪問し、一般の人たちが墓地で楽しく過ごす姿を見た。

 最後に訪れたサント・ドミンゴ・セナコフでも墓地を訪問したほか、ホールで大凧を作っているところも見学した。

 それからアンティグアに戻ってツアーは終了だが、1組のツアー参加者に誘われて、アンティグアの墓地でバスを下車する。ここでも墓地に花を飾って家族が多数訪問していたが、雨が降っていたこともあり、墓地でゆっくりする人は少なかった。

 ホームステイ先の家族も当日は墓地へ行くこともあり、夕食が無かったため、スペイン語学校の友達とAntigua Cervezaの地ビールレストランへ。前日に行ったAntigua Cervezaは小規模なパブだったが、本日は広いビアガーデンだ。ここでも再びテイティングセットを飲み、閉店時間まで楽しい時間を過ごす。

 大凧揚げの1か所は中止だったが、もう1か所を見られ、かつ一般の人々が、死者の霊と墓地で楽しく穏やかに過ごす様子が見られて良かった。

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