ニューヨーク観光を無事に（？）終え、いよいよ留学先のアンティグア（グアテマラ）へ移動する。
飛行機のチェックインが始まり、自動チェックイン機にパスポートを読ませると、座席が窓側と表示される。通路側がいいので、変更しようとするが変更できない、スタッフに聞くと有料になる、とのことで諦めた。やはり「世の中、金」だ。前日の夕食にピザを一切れ食べたが、深夜０時をまわり、さすがにお腹が空いてくる。ただ、空港内のレストランやショップはことごとく閉まっている。唯一マクドナルドがタイクアウトのみ営業していたが、長蛇の列で諦めた。
飛行機は定刻に出発。最後尾の座席に座っていると、フライトアテンダントが「後ろの席はうるさいから、前の方に移動しませんか？ その方がよく眠れます。」と言われ、他のの客とともに前の方へ移動した。しかし、その後ろに子供がおり、話声がする。やはり最後尾へ戻ったら、最後尾の1列に荷物が置かれて「封鎖」されていた。結局私のみが最後尾に座ったが、どうやらフライトアテンダントが休憩中に寝る席を確保するためだったようだ。以前にエミレーツ航空で、これは初めから最後尾の列数列分がフライトアテンダントの休憩用に封鎖されていたことがあったが、後で顧客を移動させるのはどうかと思った。飛行時間が５時間もあるため、朝食は出ると思っていたが、どうやらアビアンカ航空はLCCのようで、食事も飲み物も全て有料だった。ハムサンド１つで８ドル（1,200円）もするため、空腹を我慢する。
いよいよグアテマラシティ空港に着陸だ。入国審査前に人が並んでいる。どうやらスマホで税関検査用のフォームに事前に登録する必要があるようだ。搭乗前か機内で案内してくれれば、その間に入力できるのに。字が小さく（スマホでも拡大表示できない）、選択肢がスペイン語表記のみのため、苦労しながら入力する。
空港の建物の外に出ると、語学学校の送迎車（有料）が待っていてくれた。大統領選挙結果に対する抗議デモにより道路封鎖があるとのことだったが、朝早かったためか、特に封鎖もなく30分強でホームステイ先に着いた。
ホームステイ先はご主人と息子さんの親子で、日曜日以外は通いの家政婦さんもいるそうだ。事前に聞いていた通り、ご主人は話好きで、滞在中もご主人の話し声がとめどなく聞こえてくる。息子さんは大人しい感じだ。日本で買ったお土産を渡す。部屋は清潔で、施錠もできる。貴重品を入れられるように施錠できる引き出しもあった。事前の要望通り、トイレとシャワーも付いており、トイレの近い私も安心だ。
早速外出してアンティグアの中心部を散策する。本日行った場所は、Atabal（スペイン語学校）→観光案内所→カテドラル→中央公園→ATM→SIMカ－ド購入→El Porton（昼食）→時計台→メルセー教会→レコレクシオン修道院→市場→民芸品市場→スーパーマーケット→Las Palmas（夕食）。
観光案内所では、スタッフが丁寧に対応してくれ、アンティグアの他に、グアテマラの主要観光地や日本語のパンフレットもくれた。日曜日も営業しており、さすが観光の街だ。
カテドラルは裏側に1773年の地震による廃墟がそのまま残されていた。アンティグア市内にはこのような廃墟のまま残っている教会や修道院が数多くある。これがアンティグアが世界遺産に指定された理由の１つなのだろう。
中央公園はまさしくアンティグアの中心で、くつろいでいる人や、物売りなどで一杯だ。ラテンアメリカの都市に共通した造りで、周囲は市庁舎など主要な施設に囲まれている。
クレジットカードによるATMでのキャッシングや、SIMカ－ド購入も無事に完了。昼食は、観光案内所で教えてもらた「お勧めのレストラン」の１つだ。定食が40ケツァル（約800円）、ビールの小びんが150ケツァル（約300円）と、日本よりも安い。高かったニューヨークから来たため、更に安く感じる。いいぞ、アンティグア!
その後に行ったレコレクシオン修道院も、今は全く機能はなく、1773年の地震による廃墟のままだった。観光客と地元客では入場料が全く異なるため、芝生の上でゆっくりしている地元の人もいた。
スーパーで水を買った時点で、時差ボケによる睡魔が出てきて、また昼過ぎは日射が強くて暑くなってきたため、一旦ホームステイ先へ帰り、昼寝する。
夕方になり、再び市街へ出る。夕食は「地球の歩き方」載っていたLas Palmasへ。ここは価格は昼食で行ったレストランの2倍くらいする。ただ、ちょうどダンスレッスンを隣の部屋でやっており、ガラス越しにその様子が見える。みんな、努力してダンスがうまくなっているんだな。私もダンスを練習したくなった。（もちろん、スペイン語の練習もします！）
