世界一周91日目(ラパス市街②、ラパス→サンタクルス→リマ)

 本日は午前中は、昨日に続いてテレフェリコ(ロープウェイ)に乗って、ラパスのカラコト地区にある国立自然史博物館とメガセンター(ショッピングセンター)へ行った。午後はラパス空港からサンタクルス空港(ボリビア)で乗り換え、リマ空港(ペルー)へ行った。
 ホテルから徒歩10分のカマチョ駅からスカイブルーラインとグリーンラインを乗り継いでカラコト地区のイルハビ駅へ行く。昨日購入したICカードの残高が無くなっていたため、駅の窓口でチャージする。路線図を見せてもらって説明すると、あと10ボリビアーノ(約220円)チェージすればよいとのことだった。カラコト地区は高級住宅街とのことで、昨日行った旧市街や標高の高いエリアとは全く雰囲気が異なる。標高の高いラパスでは、他の都市と違い、金持ちが低地に住む。

 イルハビ駅から30分ほど歩いて国立自然史博物館に着く。ここも写真撮影禁止だった。ボリビアの動植物の写真や化石、進化の過程などが展示されていた。映像のモニターもあり、社会見学で来ていた学生たちがまじめにメモをとっていた。

 メガセンター(ショッピングセンター)はとにかく広かった。広過ぎて、遠くの店には行くのが面倒になるくらいだ。

 再びテレフェリコでホテルへ戻り、ウーバーでラパス空港へ。やはりウーバーは便利だ。ウーバーがなく、自転車タクシーにぼったくられたキューバを思い出す。
 ラパス空港の搭乗ゲートへ行くと、「マッサージはどうですか?」と女性が声をかけてきた。ネット情報で出国税を現金で払わなければならないとのことで、ボリビアーノの現金使用は見合わせ、クレジットカードを使う。50ボリビアーノ(約1,100円)で25分間、肩や背中をマッサージしてもらう。空港内でこの価格なので、やはりボリビアの物価、特に人件費は安い。
 乗り継ぎで乗機が遅れた客がいたため10分ほど遅れたものの、ラパス空港からサンタクルス空港へ到着する。ここではボリビアの出国審査がある。外務省の情報では「短期旅行者も含めてボリビア滞在住所をオンラインで登録しないと、出国時に罰金が取られる」と書かれていたため、本日朝になって登録しようとしたが、ログインがうまくいかず、カスタマーサービスに電話してもつながらず、結局登録できなかった。「罰金を要求されたらどうしよう」と思っていたが、特に何も言われず、また出国税も支払う必要がなかった(航空券代に含まれている)。良かったー その分ボリビアーノが余ったため、水やビールなどを買い、更に残った分は売店の店員にチップとしてあげた。
 
 この飛行機も15分ほど遅れて出発した。同じく15分ほど遅れてリマ(ペルー)空港に到着。入国審査と預け手荷物を受け取る。元々は翌朝のパナマ行き飛行機の出発まで空港で一夜を明かすつもりだった。しかし、ボリビアへの移動時にリマ空港で乗り継ぎ時間を過ごしたところ、椅子の座席数が少なく、もちろんリクライニングできる椅子も無かったため、前日に空港から2kmの安ホテルを予約した。(空港に隣接したウィンダムホテルもあったが、価格が2万円近くしたため断念。)2kmなら歩いてもいいかとも思ったが、ネットで調べると、空港付近のカオヤ地区はリマ市内でも治安の悪い地域とのこと。今回は往復とも夜間・早朝のため、さすがの私も徒歩は見送ることにした。送迎サービスの値段をホテルにメールで問い合わせても返事がない。わざわざ1泊のためにペルーの通貨ソルに両替するのも面倒なため、タクシーも使えない。(10年前にリマ空港からタクシーを使った際は、ぼったくろうとして危険運転をするドライバーに抵抗して、ホテルまで行って受付に相談し、余計な費用は払わなかった。)ウーバーを使ってみる。今回はSIMカードを購入していないため、Wi-Fiがないとウーバーのアプリが使えない。幸い空港の建物を出た場所でスマホを見ると、まだ空港のフリーWi-Fiが使えたため、車を手配できた。
 空港出口のゲートで、元々夜でも通行量が多いうえに、警察がサンプリングで検問をしているため、10分ほどかかってホテルに着く。ウーバーはクレジットカード決済のため、現地通貨がなくても利用できる。ホテルの入口は施錠されている上に、ドアマンもスキンヘッドのいかつい男性だったため、やはり治安が悪いというのは本当のようだ。
 ホテルの部屋は広いが、機能は最小限だった。安いし、数時間の滞在のため、シャワーを浴びて横になれれば十分だ。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA