世界一周87日目(リマ→サンタクルス→ラパス→ウユニ、ウユニ塩湖)

 本日は飛行機に3回乗ってリマ(ペルー)からウユニ(ボリビア)へ移動し、ウユニ塩湖の日帰りツアーに参加した。
 深夜0時40分に定刻でサンタクルス(ボリビア)行きの飛行機は出発した。サンタクルスで入国審査を通ると預け手荷物受取場があった。確か預け手荷物は最終目的地のウユニまで行くはずだったが… 係員に聞くと「ここでピックアップしてまた預けてくれ」とのこと。入国時の税関審査があるためだろう。なかなか荷物が出てこず、「ロストバゲージで乗り換え時間に間に合わなかったらどうしよう?」と不安になっていると、荷物が出てきた! 荷物を取り、X線検査をしてから、再び航空会社のカウンターで荷物を預ける。面倒だ。途中でSIMカード完売場があり、購入しようかとも思ったが、手続きに時間がかかって1時間後の出発に間に合わないと困るため、見送る。手荷物検査を通って、今度はラパス(ボリビアの首都)行きの飛行機に乗る。
 サンタウルスでの乗り換え時間は2時間弱あったが、ラパスでの乗り換え時間は40分しかない。ここで間に合わない可能性が高いため、やや緊張感が走る。幸い飛行機は定時でラパスに到着した。飛行機を降りたところに係員がおり、「ウユニ?」と聞いているため、「ウユニ」と返事すると、バイパスルートを案内された。ゲートにもSIMカード売り場らしき場所があったが、さすがに残り時間が30分もないため、断念する。その後搭乗ゲートが替わったりしたが、何とかウユニ行きの飛行機に乗りことができた。
 ウユニ空港に着き、預け荷物も無事に受け取れた。SIMカード売り場を聞くと、空港にはなく町の中心部にあるとのこと。ATMも空港にはないそうで、両替所を聞くと、その土産物屋の女性がUSドルと両替してくれた。これでタクシーに乗れる。建物の外へ出ると、ツアーの車はたくさん停まっているが、タクシーは1台しかなく、バスも停まっていない。そのタクシーも別の旅行者を乗せて行ってしまった。1台タクシーが来て待って居rと、後から来た女性客が向かってくるタクシーへ向かって行き、先に乗ってしまった。やられたぜ。もう1台来たため、今度はタクシー乗り場に来る前に自分からタクシーへ向かう。次のタクシーはいつ来るか分からないため、私の後に来た男性2人組もおそらくウユニ市街まで行くため、一緒に乗るように言う。彼らも感謝してくれ、日本語で話しかけてくる。聞くと香港の人で、日本語を勉強したとのこと。ここで日本語を話せるとは感激だ。海外で中国大陸の人とはあまり良い記憶がないが、台湾や香港の人とは良い思い出が多い。
 予約したホテルで私が先に降りる。チェックインを済ませ、集合時刻まで30分近くあるためSIMカード売り場を探そうかと思ていると。ツアー会社のドライバーが来た。ちょうど良いタイミングだった。
 客は私1名のプライベートツアーだ。ガイドにSIMカードの話をすると、近くの店舗へ連れて行ってくれた。店舗の女性店員は英語を話さないため、ガイドに通訳してもらう。すぐには接続できず、複雑なやり取りがあったため、ガイドに来てもらって助かった。車に戻ってスマホを見ようとするとスマホがない! 鞄の中身を全て出し、座席の上下を見てもない。念のため、SIMカードの店舗に戻ってもらって聞いても、置き忘れていないとのこと。今後スマホがないと厳しいな、と思って車の反対側のドアを開けると...ドアと座席の隙間にスマホが落ちていた。良かったー!
 ツアーではまず列車の墓場へ行く。以前に走っていた蒸気機関車が置かれていた。

 次はコルチャニ村だ。ここではウユニ塩湖から運んできた塩の精製をしている。大規模工場ではなく、袋詰めまで手作りで行っている。工場を作るお金がないそうだ。

 続いてパリ・ダカールラリーが開かれた記念碑へ行く。もちろん塩で作られている。

 その後は塩湖の中心部へ行き、トリーックアート的な写真撮影、続いて青空の下でツアー会社が準備した昼食をいただく。真っ白な塩の上で食べる昼食はまた格別だ。特にチキンが美味しかった。


 そしてウユニ塩湖内のインカ・ワシ島を散策する。巨大なハシラサボテンが生育しており、白い塩とのコントラストが美しい。

 夕方には夕日を見えウため、ウユニ塩湖でも水が溜まっている場所へ行く。鏡張りになっており、水面に自分の姿が映った写真が撮れた。通常は雨季(11~3月)でないと鏡張りの状態にならないが、今年は乾期の今でも水の貯まった場所ができているそうだ。

夕日を使ったトリック写真もガイドが撮ってくれた。

 夕日も沈み、ホテルへ戻る。無事に飛行機を乗り継ぎできて、ツアーに参加できてよかった。ガイドが多様な写真を撮ってくれ、ドライバーも親切だった。もちろん、チップをはずむ。
 夕食はガイドが勧めてくれたレストランの1軒である「ホタル」という日本食レストランへ行く。人口2万人程度の小さな町ウユニで日本食が食べられるとは... 値段はそれほど高くなかったが、メニューが定食のみで、その中のとんかつ定食を注文する。とんかつが小さく、みそ汁も美味しくなかった。値ごろに和食が食べられるだけでも有難いが、何か残念だった。

 昨日からゆっくり寝ていないため(飛行機の中やツアーの車の中で短時間寝た程度)、ホテルでぐっすり寝た。といってもトイレで4回ほど目覚めたが。

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