世界一周45日目(テヘラン→イスタンブール→アジスアベバ)

 本日は2日間にわたるイランからセネガルへの移動の1日目である。今回も、日本で勤務経験のあるガイドは、集合時刻前にホテルへ来た。イランでは貴重な存在だ。そのから40km先の空港へ向かう。途中で道を間違える小トラブルはあったが、まだ通勤渋滞が始まる前ということもあり、40分程度で空港に着く。
 ガイドは老人(といっても私より5歳上なだけ)で、日本語がなかなか出てこない、道を間違える、博物館の説明でも「〇〇何世の~」など私が不要な説明が多く、「なるほど」と感心する内容が少ない、などの不満はあるが、集合時刻に正確(日本では当たり前だが、イランでは遅刻する人の方が多かったため)、最終的には営業していなかったものの、私が当時に希望した宝石博物館とハマムへ行ってくれた、昼食など妥当な価格になるように交渉してくれた、などを評価して、多めにチップを渡した。
 既にオンラインチェックインは済んでいるが、トルコ航空のチェックインカウンターへ行く。スタッフは私に乗り継ぎ予定などを聞き、本部に電話で確認した後に、「今回はエコノミークラスで、その次はビジネスクラスに変わるため、一旦イスタンブールで荷物をピックアップしてもらう必要がある。」と言われる。まあ仕方ない。
 現地通貨が520万リアル(約1,600円)余ったが、空港の売店でコーヒーとケーキで250万リアル、残りの270万リアルで小麦のノンアルコールビール、メロンジュース、スニッカーズを買ったら売店の従業員(女性)に300万リアルと言われた。残り270万リアルと言うと、「それでOK、割引する。」と言ってくれた。個人商店ならともかく、空港の売店の従業員が値下げしてもいいのかな、とも思ったが、厚意はありがたく受けた。アルコール完全禁止のイランでノンアルコールビールだけでなく、小麦ビールや濃色ビールのノンアルコールまであるとは、隠れてビールを飲んでいる証拠だ。ガイドによると、自宅で密造して高値で販売するケースがあるそうだ。メロンジュースは、大きな果肉が入っていた。先日食べたメロンの甘さといい、さすがイランのメロンは違う!

 テヘランからイスタンブールはトップガン マーベリックを見ている間に着いた。本来は日本語の吹き替えバージョンだったが、日本語音声がほとんど聞こえない。このため、英語の字幕を見ながらおおよその意味把握をした。トムクルーズは何歳になってもハンサムだ。
 イスタンブールに着き、入国審査、荷物のピックアップ、荷物預け、出国審査を済ます。トルコ航空は、荷物預けも含めて全て無人だ。早めにラウンジに入室できたため、搭乗までの6時間をビール(トルコのエフェスビール)とワインを飲みっ放しで過ごす。1週間以上イランで断酒してきた私にとってはハードだ。
 夕方のアジスアベバ(エチオピア)行きのトルコ航空では、ビジネスクラスのため、豪華な夕食が出る。ただ、ラウンジで飲み過ぎた私は、ほとんど食べられなかった。もったいない。貧乏性のため、ホテルの朝食バイキングのように、食べ放題、選び放題の環境になると、ついつい取り過ぎ、食べ過ぎ、飲み過ぎでしまう。
 深夜の日が替わったころに、アジスアベバ空港に着いた。

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