本日から2日間のツアーでアルマティから北東へ300km離れたアルトゥン・エミリ国立公園へ行った。アルトゥン・エミリ国立公園は、絶滅危惧種種など多様な動植物が生育しているため、ユネスコエコパークにも指定されている。本日訪れたのは、Singing Dune(鳴き砂)とOshaktas Stone Steles。
途中からオフロードになるため、トヨタのジープでのツアーだ。今回は運転手(男性)とガイド(女性)は別。参加客は、私以外では大学時代の友人同士の若い女性2人(1人はロシア人でドイツ在住、もう1人はカナダ人で韓国在住)、アラブ首長国連邦からの女性1人だ。
本日の宿泊先であるゲストハウス(民泊)に到着し、昼食だ。ラグマン(中央アジアのうどん)や野菜炒め、ナンなどをいただく。特にナンが美味しく、朝食を食べていなかったこともあり、5つも食べてしまった。
Singing Duneは砂山で、付近のアルマティ川から風に乗ってきた砂が蓄積しているとのこと、両側に山がある関係で、Singing Duneの位置も変わっていないとのこと。
島根県の琴ケ浜などの鳴き砂は上から足で踏むと鳴るが、ここは上から身体全体で滑り降りるときに鳴るため、一旦頂上へ登る。下から見ると容易に登れそうだったが、砂に足がとられ、うまく登れない。痛めた左ひざを気にしながら登っていることもあるが、他の参加者達(全員女性)との距離が広がっていく。すると女性ガイドが「手を引きましょうか?」と手をつないで引っ張ってくれ、鞄も持ってくれた。男性として情けないが、歩けないものは仕方がない。「ありがとう」と言うと、「私の祖母も色々な人に助けてもらっているので。」とのこと。そうか、私も彼女のおばあさんくらいの年齢なのかな。若い女性と手をつなげたのはうれしいが、昨日の地下鉄で席を譲られたのに続き、何か複雑な気持ち。
ようやく頂上に着く。苦労して上った(ガイドに助けてもらったが)後の景色は格別だ。
下りはらくちんで、座って滑り降りるだけだ。ドンドンドンと低い振動音が鳴り響く。
ゲストハウスに帰り、シャワーを浴びる(トイレとシャワーは共同)。結構砂が着いていた。夕食はご飯と鶏肉のグリル、野菜サラダだった。元々この2日間は登山などがあるため、左ひざが痛くならないようにアルコールは控えるつもりだった。このゲストハイスはアルコールは置いていないようで、「強制的に」アルコールを断つことができた。
食後はガイドのアイディアで、スマホのゲームアプリに表示された英単語を一人が説明して、もう一人が当てるゲームをした。私は初級単語でやらせてもらったが、なかなか難しく英語力のトレーニングになった。一定時間内にいくつ当てっれるかを競うもので、私が所属したチーームは負けてしまい、罰ゲームで歌を歌うことに。世界的に通じる歌ということで、ペンパイナップルアップルペン、とBTSのダイナマイトを歌った。
本日はめずらしく1銭も(1テンゲも)お金を使わなかった(ホテル代やツアー代は事前に支払っているが)。