世界一周27日目(ザグレブ市街)

 前日夜のツアー中止連絡により、本日はザグレブ市街観光に変更した。旅程は、聖母被昇天大聖堂(工事中)→青果市場→ケーブルカー乗車→失恋博物館→ロトゥルシュチャク塔→石の門→聖マルコ教会(工事中)→ザグレブ博物館→Submarine BBQ(昼食)→イリュージョン博物館→クロアチア国立劇場→Ginger Sushi(夕食)。2か所が修復工事中で、ドブロブニクと同様、クロアチアが観光業に力を入れているのが分かる。
 失恋博物館は、アイスランドのペニス博物館に続く「おもしろ博物館」シリーズで、世界中から寄贈された失恋に関わる品が、その失恋ストーリーとともに展示されている。展示はクロアチア語と英語だけだが、受付で言うと日本語のストーリー本を貸してもらえた。写真のものは別れた彼が今後電話しないよう、自分の携帯電話を送ってきたというもの。様々な失恋ストーリーがあり、興味深かった。

 ロトゥルシュチャク塔の頂上からは、ザグレブ市街が見渡せる。入場料も3ユーロ(約480円)で、観光地価格のドゥブロブニクより良心的だ。

 ザグレブ博物館は考古学や歴史、民俗など展示が幅広くかつ充実しており、楽しめた。写真は銃の的のコレクション。

 昼食は地球の歩き方に載っていたハンバーガー&クラフトビール屋へ。自社ブランドの缶ビールも置いていた。ポルトガル以来2週間ぶりに食べたが、やはりハンバーガーは美味しい。

 その後に行ったイリュージョン博物館は、日本のトリックアート博物館と似た展示と異なる展示の両方があった。広いザグレブ博物館の後に行ったこともあり、規模が小さく感じた。

 昼過ぎに観光を終え、宿泊先に帰って昼寝した。1週間の海外旅行だと、どうしてもスケジュールを詰めてしまうが、こうやってゆったりした時間も取れるのが長期旅行のメリットでもあり、そうしないと長期間では体力的にもたないということもある。
夕食は地球の歩き方に載っていた「Gyouza Sake Bar」に行ったところ、既に別の店になっていた。頭が「和食を食べるぞ」モードになっていたため、他の和食の店を探すと、市街中心部だけでも数件ある。次に行ったTakenokoは、外観がいかにも高そうだ。店頭にメニューがあり、どれもドゥブロブニクで言ったすしバー並みに高い。次に行ったSakura Sushiは一時休業だった。最後にGinger Sushiへ。ここは値段も良心的でスーパードライも置いてあった。味も日本の寿司並みに美味しい。現地の人が次々とテイクアウトしており、寿司がザグレブの人たちにも溶け込んでいるのが分かる。ちなみに写真左側の寿司プレートが9ユーロ(約1,400円)。当然日本の寿司よりは高いが1個4ユーロ(約640円)だったドゥブロブニクのすしバーよりは随分安い。

 ザグレブは観光地と言うわけではないため、ドゥブロブニクと違って人混みも少なく(朝早く観光したこともあるが)、ゆったりと観光できた。また曇っていたこともあり、涼しいのも助かった(最高気温23℃)。
 また前日夜から下痢が再発したが、本日朝にミネラルウォーターを買い、飲用水をこれまでの水道水から切り替えたら治った。「ヨーロッパなどの水道水は塩素殺菌されているので飲める」というネットの記事もあり、毎日ミネラルウォーターを買う手間とコストを削減するため、これまでの世界一周旅行では各国で水道水を飲んだきた。アイスランドの水道水は美味しく、ポルトガルの水道水は美味しくもまずくもなかった。チュニジアはやや塩素の味がして美味しくなかったが前半は下痢はしなかった。チュニジア出国後に下痢になり、クロアチアで正露丸を飲んで一旦収まったが昨夜になって再発したため、私的にはアイスランドとポルトガルの水道水は飲める、チュニジアとクロアチアの水道水は飲めない、となる。今後は「この国の水道水は飲める」という確かな情報がなければ、水道水は飲まないようにしよう。


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