世界一周18日目(ケロアン、トズール)

 本日から3日間は「チュニジアの北から南へのプライベート3日間ツアー」に参加した。1人だと割高だが、南部は公共交通機関があまり整っていないため、ツアーの利用が必須だ。初日はチュニス→ケロアン(グランドモスク)→トズール。とにかく暑いため、午前中に移動して、午後は早めにトズールのホテルKsar Rougeにチェックインして夕食時まで休む、という感じだ。
 6時半にチュニスを発って、通勤ラッシュが始まる前に南部へ向かう。途中にはオリーブやブドウの木、サボテンなどが栽培されている。オリーブは輸出され、ブドウは自国でのワインの生産、サボテンは実を食べる。

ケロアンは、メッカ、メディナ、エルサレムに次ぐ、イスラム教4番目の聖地、とのことで、今年2月にメディナの預言者のモスクを訪問した私としては、行っておかなければならない(といってもイスラム教信者ではないが)。敷地内は広いものの、シンプルだった。建物内部は、イスラム教徒以外は入れず、外から見るのみだった。

 昼食は、途中で通った大衆食堂に入った。ガイド兼ドライバーお勧めの焼きサラダ、豆のスープ、鶏の炭火焼きを食べる。鶏の炭火焼きは特に美味しく、付け合わせのフライドポテトや玉ねぎのサラダも美味だった。

 その後は宿泊先のトズールを目指して、車は走っていく。トズールに近づくにつれ、オリーブなどの栽培地はオアシス近辺に限られ、山や砂の砂漠になっていく。気温は午後3時で47℃。暑すぎて、商店も午後はほとんどが閉まっている。

宿泊先のKsar Rouge(赤い城)は4つ星ホテルで快適だ。プールもあり、アイスランドのブルーラグーン(温泉露天風呂)以来2週間ぶりに水着を着て、水浴と日光浴を楽しんだ。ただ、気温47℃のため、熱中症にならないように30分程度で切り上げた。
 シエスタ(昼寝)の後は、ホテルのレストランで夕食だ。チュニジア料理のビッフェで多数の料理を少しずつ取れるのが良い。(食べ物に保守的な私は、外国の料理を食べても口に合わないことの方が多いため、少しであれば残さずに食べられ、好きな料理のみおかわりできる。)ビールの小瓶が1本7.5ディナール(320円)。4つ星ホテルでの値段であるため、やはり日本の半額程度だ。夕食の後は、隣のバーで、デーツやザクロ、オレンジから作った蒸留酒など、チュニジアの味(イスラム教国家でありながら、ビールやワインも自国で製造している)を堪能した。

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