本日はガイドと一緒にテヘラン市街観光だ。旅程は、サードアーバード宮殿→ゴレスタン宮殿→テヘラン大バザール→ホテル地下のレストラン(昼食)→イラン考古学博物館→Original Food(夕食)。
今回は日本語ガイドで、以前に日本で働いていたこともあり、時間には正確だ。集合時刻よりも早く出発し、最初の観光地を車で目指す。ただ、ガイドのスマホのカーナビの品質が今一つで、走っていたら最初の地点に戻ったりしてしまう。このため、私のスマホ内のグーグルマップを頼りに移動する。
サードアーバード宮殿にはちょうど開館時刻の9時に着いた。先に待っていた家族連れに「中国人か?」と聞かれ、「日本人」と言うと、またもやその家族と、隣にいた観光客まで笑顔になる。ガイドによると、東洋人は普通は中国人と思われ(人数が多いため)、イランでは印象が良くない(中国人のことが好きな国を、私は今まで聞いたことがない)。ガイドによると、日本人は、イランではトヨタなど高品質なものを作り、「おしん」では耐えて努力し、イラン人の嫌いなアメリカに原爆を落とされても懸命に努力してかつては世界第2位の経済大国にまでなったため、それが尊敬されているそうである。
サードアーバード宮殿は、そのきらびやかさに圧倒された。まだ平日の朝一でゆったりと観光できたが、次の予定もあるため先を急いだ。
市街中心部のゴレスタン宮殿まで車で向かうが、平日の昼間でも渋滞が激しい。さすがイランで最大の人口12百万人のテヘヘランである。グーグルマップでは渋滞道路を迂回しようと住宅街の抜け道が表示されるが、道が細すぎて前へ進めない。このため、想定以上に移動時間がかかった。このため自動車のエンジン温度も上がってきて、エアコンが効かなくなった。がんばれ! エアコン。
ようやくゴレスタン宮殿に着き、入場料を払おうとすると65百万リアル(約1,950円)と言われる。これまでの観光地にお入場料が、ほとんどが10百万リアル(約300円)、多くても20百万リアル(約600円)であったのに対し、大幅に高い。「そこまで金を取るなら、その分いいものを見せろよ。」との気持ちを秘めて入場する。すると小さなミラーで覆われた部屋の連続で、その美しさに圧倒される。確かにすごいが、それでも65百万リアルは他と比べても高過ぎなんでないか?
テヘランの大バザールは、さすが首都だけあって買い物客の数も多く、大きな声を張り上げている店員もいる(他の都市は比較的静かだった)。ひまわりの種をひさしぶりに食べたくなって。他にブドウのドライフルーツなどと一緒に量り売りで購入した。本当は少量ずつでいいのに、多めに袋に入れられた。いつまでドライフルーツは皆に食べられずに残れるのか?
昼食はホテル地下のレストラン(店名はペルシャ語のみ)で、ガイドはチキンのケバブ、私はマスのフライを個別に注文した上で、サラダとご飯を1つずつ頼んで2人でシャアした。量が多かったため、2人でシェアしてちょうど良かった。
その後は私の希望で宝石博物館へ行くが、「コロナ禍から休業中」。ハマムに入ろうと「Baab Homayann Traditional Hammam」へも行ったが、何も掲示がなくただ閉まっていた。グーグルマップではどちらも「営業中」だったのに!