留学17日目(グアテマラシティ)

 本日は首都のグアテマラシティへ日帰りで旅行した。近くのホテルから、予め予約していたシャトルバスに乗る。バスの到着が10分遅れたが、ラテンアメリカでは想定の範囲内だ。土曜日の朝でも途中で渋滞した場所があったが、1時間後に新市街に到着した。そこから徒歩でフランシスコ・マロキン大学へ向かう。「グアテマラシティは危険」という情報もあったが、新市街を歩く限りは普通の街で危険は感じない。
 大学の入口には守衛がおり、博物館へ行く旨を伝えて入場する。最初に行ったイシュチェル民族衣装博物館は、開館時間である9時の3分前に開館した。遅れて開館する場所が多いラテンアメリカでは珍しい。地球の歩き方に載っていた通り、最初に2階へ行って映像を見る。博物館の紹介、マヤ文明、アティトラン湖集落の紹介の3本で、これからティカル遺跡やアティトラン湖へ行く予習になった。博物館内は手間をかけて精巧に織られた、各時代・各地方の衣服が多数展示されており、作り手の手先の器用さと忍耐強さに感心する。

 続いて隣のポポル・ウブ博物館へ。ここは写真撮影に15ケツァル(300円)余計にかかるため、写真撮影しなかった。マヤ文明の発掘品や昔のグアテマラのキリスト教関係の銅像などが展示されていた。

 10時過ぎに早めの昼食をとる。久しぶりにステーキが食べたくなり、地球の歩き方に載っていたLa Estanciaへ。しかし、まだ早かったようで朝食メニューしかなかった。仕方なく豚肉のしょうが焼き(しょうがは入っていないが)ようなものが付いた朝食メニューを注文した。ビールも1本飲み、お腹一杯だ。

 そこからは旧市街へ移動する。ウーバーで検索したところ、普通の車以外に「ウーバーモト」と書かれたバイクも表示された。モトの方が、価格が普通のウーバーの7割ほどと安かったため、初めて利用した。ヘリメットが無いため、事故ってこけたりしたら死亡する可能性があるが、渋滞した自動車の間をすり抜けることができるため、迎えに来るのも、目的地へ着くのも、渋滞の多いグアテマラシティでは断トツに早い。一人で荷物がなく、雨が降っていなければ、ウーバーモトは一行の価値がある。
 旧市街では、大統領官邸、国立文化宮殿、中央公園、カテドラル、中央市場、郵便局へ行った。旧市街の散策でも普通の街で、特に危険は感じなかった。信号が赤で車が止まっていると、大道芸人が出てきて芸を見せ、車に乗っている人たちからチップをもらうというケースをあちこちで見た。私もそのうちの一人にチップを渡した。

 再びウーバーモトでカミナルフエ遺跡に向かう。ここは日本の協力で発掘作業が行われたそうで、博物館内にも日本の国旗が入ってる。


ここでは毎日14時から遺跡のガイドツアーがあるとのこと。私は13時に着いたため、スタッフが代わりに遺跡へ入る鍵を開けてくれ、スペイン語で説明してくれる。分からない言葉も多く、スマホの翻訳アプリがダ大躍する。聖地でもあるため、ここへ来て、マヤの儀式をして数多くのキャンドルを燃やすグアテマラ人が何人かいた。

遺跡内にある展望台からは、グアテマラシティの市街がよく見える。この展望台がある山も遺跡で、昔の家が何層にも重なったものとのこと。

 帰りのシャトルバスまでまだ時間があったため、近くのミラフローレス博物館へ行く。カミナルフエ遺跡の周辺は、地球の歩き方に「危険な地域」と書かれていた場所で、遺跡のスタッフも「近くを歩くくらいならいいが、ミラフローレス博物館へ行く場合もタクシーを使った方がいい。」と言うので、そのアドバイスに従って、ウーバーモトを使う。歩いている人も普通にいるが、商店は昼間でも鉄格子に覆われており、メイン道路に交差する道路の中には入口が封鎖されていて、こちら側からは入れない地域もあった。やはりそなれなりに危険なのだろう。
 ミラフローレス博物館は、ミラフローレスショッピングセンターと同じ敷地内にあり、マヤ文明の発掘品や遺跡の模型などを展示していた。屋上から市街が見られ、シャトルバス出発まで時間を過ごす。

 シャトルバス乗り場であるマクドナルド前には、バス出発時刻である16時半の15分前に着いた。しかし、待てど暮らせどバスが来ない。途中で雨が降ったり止んだりする。30分経っても来ないため、バス会社に電話すると、「あと5分待ってくれ」とのこと。結局バスが来たのは17時10分だった。そこからも渋滞が続き、なかなか進まない。アンティグアに着いたのは18時半だった。帰りは市街地よりもアンティグア側からシャトルバスに乗ったため、混んでいるとグアテマラシティ中心部からアンティグアまでは2時間近くかかるということになる。1日楽しかったけど、疲れた~

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