北海道の函館と大沼へ行ってきた。函館へ行くのは3度目だ。前回はちょうどGLAYのコンサートと重複して宿が取れず、函館市内に泊まれなかったため、今回は函館市内(湯川温泉と函館駅前)2泊した。旅程は以下の通り:
伊丹空港→函館空港→大沼(大沼国際交流プラザ、大沼遊船、島巡りの路、大島の路)→湯の川温泉(湯倉神社、永寿湯温泉)、湯の川観光ホテル祥苑泊
湯の川温泉→垣ノ島遺跡、函館市縄文文化交流センター、道の駅縄文ロマン南かやべ→恵山岬灯台公園、水無海浜公園、恵山つつじ公園→戸井憩いの丘公園、旧戸井線アーチ橋、トラピスチヌ修道院→函館市街(函館市観光案内所、緑の島、函館市北方民族資料館、いか太郎2号店、函館山、函館聖ヨハネ教会、カトリック元町教会、旧函館区公会堂、元町公園、函館市旧イギリス領事館、八幡坂、金森赤レンガ倉庫、おやど青空泊
函館朝市(一花亭たびじ)、函館駅前→高柳町、立待岬、谷地頭温泉、函館八幡宮、函館公園、谷地頭→函館どっぐ前、魚見坂、大正湯、外国人墓地、旧ロシア領事館、船見公園、山上大神宮、末広町→函館駅前、ラッキーピエロ函館駅前店、函館駅→函館空港→伊丹空港
大沼
函館空港でアップルレンタカーを借りた。アップルレンタカーの利用は初めてだったが、2日間で6千円台と破格の値段だ。空港への送迎バスの運行が30分に1回と少なめであるが、店舗の受付の女性が平愛梨に似ており、アップルにして正解だった。
空港からは環状道路などが通っており、無料道路でスムーズに大沼までたどり着けた。大沼の駐車場も当日は平日だったためか「無料開放」していた。ラッキー!
15時発の遊覧船まで5分しか時間がなかったため、駐車場に停まっていた観光ガイド的な女性に遊覧船の乗り場を聞くと、「15時の船? ならあっち!」と散策マップもいただいた。走って乗り場に向かい、何とか間に合った。
遊覧船に乗っていたのは私以外では6名だった。所要30分で駒ケ岳などを展望できた。
船を降りた後は、遊歩道を歩いた。島好きの私としては、できるだけ多くの島に上陸すべく(大沼内には島が多く、その一部を遊歩道が橋で結んでいる)、「島巡りの路」、「森の小路」、「大島の路」の3コースも欲張って歩いてしまった。
遊歩道にはカラスが多く、どれも内地のカラスよりデカい! また人に慣れており、近づいてもなかなか逃げない。なんか腹立つ~
もし15時の遊覧船に乗れなかったら、遊歩道散策後に最終の16時20分発の遊覧船に乗ろうと思っていたが、15時40分発の遊覧船が戻った段階でスタッフが帰宅していた。お客が少ないと欠航にしてしまうらしい。15時の遊覧船に間に合ってよかったー!
湯の川温泉
大沼を出て、今日の宿泊地である湯の川温泉へ向かう。湯の川温泉は函館空港に近いので、また同じ道を戻る感じだ。ホテルにチェックインし、いつものように温泉街を散策する。湯の川温泉は函館市電の終点でもある。温泉街に路面電車、情緒があるね~(道後温泉を思い出す)
銭湯である永寿湯温泉に入った。お湯が...熱すぎる! TVジョッキーの熱湯コマーシャルのように、10秒も入っていられない。身体を洗おうと思っても石鹸もシャンプーも置いておらず、持ち込みスタイルだ。仕方なく再度入湯を試みるが、やはり10秒ももたない。ということで、入って5分も経たないうちにを後にすることになった。トホホ。
ホテルへ向かって歩いていると、前から来た観光客らしきお爺さんに「啄木亭はどこですか?」と聞かれた。湯の川温泉の観光マップを持っていたので、それを見ながら道を教えた。私もマップなしで温泉街を散策していたら、道に迷っていたかもしれない。後で母親に聞いたら、以前に母が湯の川温泉で泊まったホテルが啄木亭だったそうだ。何たる偶然!
泊まった湯の川観光ホテル祥苑は伊東園ホテルズグループで、夕食バイキングに飲み放題が付いている。吞み助の私には有難い存在だ。ビールを取りに行くときも、もちろん両手にグラス! 1時間無料のカラオケも、今回は予約することができ、大満足だ!
垣ノ島遺跡
翌日は東にある恵山(えさん)を目指す。その前に垣ノ島遺跡へ寄る。同じ敷地に函館市縄文文化交流センターと道の駅縄文ロマン南かやべもある。垣ノ島遺跡は縄文時代の遺跡で、大変きれいに管理されていた。
恵山
恵山では水無海浜公園へ向かった。駐車場を降りて海に向かうと、写真右側の小屋が男女別の脱衣室で、左側に降りたところが露天風呂、そして、すぐ目の前は海だ。最高のロケーション!
ネットの情報では「湯がぬるい」というコメントも見たが、私が入ったときは適温だった(もちろん永寿湯温泉より大幅にぬるい)。満潮になると水没して入れなくなるので、時間に注意!
恵山灯台へ行ったが、霧がすごくて海が全く見えなかった。灯台資料館も長期休業中だった。
時間があったら恵山展望台へハイキングしようかと思っていたが、霧で展望が期待できず断念。
恵山つつじ公園は、1週間前までつつじ祭りを開催していたが...「時既に遅し」だった。ほとんど花が枯れていて、わずかに残った花がたまに見られた感じ。これだけつつじが多かったら、満開時はさぞきれいだっただろう。
函館市街①
函館市街では市電の1日乗車券を電車内で購入した。3回以上乗ると元が取れ、小銭を用意しなくていいのが楽だ(交通系カードも使えるが)。函館市北方民族資料館ではアイヌ人の生活を知ることができた。
夕食はいか太郎2号店でイカを食べまくりだ!透明なイカ、美味しくて2回も注文してしまった。
お腹いっぱいになったら、函館山の夜景だ! 行きはロープウェイではなく、宿の女将に教えてもらった、函館駅からのバスで向かう。前回はGLAYのコンサートで函館に泊まれず、夜景も見られなかったので、今回こそ見てやる! と意気込んで行ったところ...
霧でほとんど見えなかった! またまた残念。
霧が無かったらこんな感じなのだが....
ちなみにこれは函館山展望台内にある「はこだて夜景フルコース(観覧料100円)」の映像。悪天候で夜景が見られなかった客や昼間に来た客用に素晴らしいサービスだ!
ロープウェイで市街に降りてからは、函館の有名観光地のライトアップを散策した。写真は旧函館区公会堂。
宿泊は函館駅からすぐに「おやど青空」。食事なしで3,000円台と格安だった。駐車場も無料で、門限もなく(シャワーとトイレは共同)、部屋もリニューアルされており、快適だった。私は朝夕2食付きで泊まることが多いが、今回はいか太郎2号店でイカ刺し夕食+朝市で海鮮丼朝食、ということで、あえて食事なしで泊まった。
函館市街②
翌朝は函館朝市で朝食だ。元々は「一花亭たびじ」で看板メニューの「活いか踊り丼」を食べるつもりだったが、前日食べ過ぎて食欲があまりない。どうしよっかなーと思って、同じく一花亭たびじの入口にあったメニューを見ると、「一膳丼 (小さい丼ぶり)」というものがあるではないか! 迷わずこれに決めた。トッピングを3種類選べるので、イクラとカニ、そしてイカは必須アイテムだ。うーん、正解だ!
本日も函館市電の1日乗車券を買い、終点の谷地頭まで行く。そこから徒歩20分ほどで、立待岬だ。晴れていて気持ちいい!
谷地頭に戻り、谷地頭温泉という銭湯に入る。函館の銭湯は全て温泉とのこと、うらやましい。ここも石鹸やシャンプーは置いてなかったが、湯の川温泉の永寿湯のように熱くて入れないほどではなかった。
市電の次の駅の高柳町には函館公園こどものくにがあり、ここの観覧車は現存している国内最古だそうだ。開園時間前で、乗れず残念。
再び市電に乗って、有名な外国人墓地へ行く。私もこんな景色の良い墓に入りたいな。
函館旅行の締めは函館の名物ハンバーガーショップ、ラッキーピエロに初挑戦だ。函館駅前店に入る。人気№1のチャイニーズチキンバーガーととんかつバーガー、アイスコーヒーを注文した。値段はマクドナルドの1.5倍くらいするが、どれもオリジナルな味で美味しい。函館に来たら、絶対食べるべし!
今回は恵山と函館山で霧に見舞われたが、概ね天気も良く、移動もスムーズで、函館の異国ムードと大沼の大自然、海の味覚を満喫できた。北海道は全て行き尽くしてしまったので、次は樺太か? といっても今はロシアには行きづらいし...