本日は丸1日移動。ザグレブ(クロアチア)→イスタンブール(トルコ)→ヌルスルタン(旧アスタナ。カザフスタン)。チュニス→ドブロブニクの時と同様。夜は飛行機で移動中だ。
ザグレブ空港へ移動するため、早朝バスターミナルへ向かった。ザグレブに来た時も着た場所なので問題ないと思っていたが、来てみると空港行きバスの乗り場が分からない。タクシードライバーに聞くと「6時までバスはないからタクシーに乗れ」といい加減なことを言うし、バスターミナルで待っている人に聞いても「知らない」とのこと。ターミナルの柵の向こうにいる人に聞くと、「ここだ。入口は向こうだ。」との返事。朝6時までは空港行きバス乗り場の入口が裏側しか開いておらず、分かりにくかったようだ。早めにターミナルに来て正解だった。やはり何があるか分からないため、時間に余裕があると解決できることもある。
空港では、シェンゲン条約国向け(出国審査不要)と非条約国向けに分かれており、ビジネスクラスラウンジは出国審査前にはあった。出国審査後にもラウンジがあれば、乗機するまでの時間が読みやすいため、出国審査場で「この後にラウンジはあるか?」と聞くと、「ラウンジ」の意味が分からないようで、「パスポート」と言う。食べるジェスチャーをすると「ある」とは言うが、レストランと誤解している可能性もある。空港で勤務していてラウンジの意味も知らないとは...審査官は「パスポート!」とバカの1つ覚えのように言うばかりだ(失礼!)。出国審査前のラウンジで聞いた方が確実と思い、ラウンジで聞くと「ここしかない」とのこと。あやうくビジネスクラスの貴重な権利を逃すところだった。
スーツケースも直接ヌルスルタンまで行くことになり、イスタンブールで出国&再入国しなくて済む。イスタンブールからはエコノミークラスのため、イスタンブール空港ではラウンジは使えなかったが、海水浴場のようなかなり横になれる椅子が設置された睡眠コーナーがあったため、6時間の乗り換え時間にも少し睡眠が取れた。ただ、イスタンブールはWi-Fiの利用制限があり、空港内に数か所ある機器にパスポートを読み取らせて手続きすると1時間だけ無料で使えるが、それ以上は有料になる(ビジネスラウンジは無料で使えるWi-Fiがあるのではないかと想像するが)。ただ、ラウンジ以外の座席にもあちこち電源が付いており、充電することができた。
深夜にヌルスルタン空港に着く。SIMカードの購入と両替も無事に済み、24時間営業のインフォメーションセンターで地図をもらおうとすると「無い」との返事。電子地図ならあるが、と言われた。まあ、仕方ない。空港からのタクシー(所要時間20分)の相場を聞くと3,000テンガ(約1,000円)とのこと。ウーバーのアプリを稼働しようとしたが、うまくいかないため、空港で声をかけてきた怪しいおじさんに値段を聞くと「3,000テンガ」と言う。めずらしくボッたくらなんだ、と思い言われたタクシーに乗ると、ドライバー以外にそのおじさんも乗る。ますます怪しいなと思っていると、おじさんが「2kmあたり3,000テンガなので、15kmで20,000テンガ(約6,500円)と言う。「いや、3,000テンガだ」と言い返すと、「10,000テンガでどうだ」と言うので、「3,000テンガ」と言うと、乗せても割に合わないと思ったのか、空港まで引っ返して私を降ろした。再びウーバーのアプリを操作してもうまくいかない。今度は先ほどのドライバーの方が「5,000テンガでどうだ」と言ってくる。20,000テンガと随分違うな。既にそのドライバーには行先であるホテルを説明して、再度説明する手間がかからないこともあり、結局4,000テンガ(1,300円)で手を打った。空港待ちタクシーのぼったくりはチュニジアに続いいてで、発展途上国の共通点か?