本日はウィントフックからパナマへの移動の２日目だ。アジスアベバからの飛行機（エチオピア航空）もほぼ定刻に離陸した。ウィントフック空港ではアジスアベバ以降の飛行機の座席変更ができなかったため、アジスアベバ空港でフランクフルトまでの飛行機の座席を窓側→通路側にしてもらった。世界一周堂には「飛行時間1時間以内は窓側、それ以外は通路側（トイレへのアスセスの関係」とリクエストしていたが、全て逆で予約されたようだ。今回もフルフラットの座席だったため、通路側の人が真横になっていると、なかなかトイレへのアスセスが難しくなる。通路側に変更してよかった。
ただ、座席のテレビモニターのタッチパネルの感度が悪く、押しても反応しない。フライトアテンダントに言ったら、画面をリセットしてくれ、何とか映画を見ることができた。深夜便であるため、着席時にシールが配られ、「免税品販売時に起こしてほしい」、「食事時に起こしてほしい」、「このまま寝させてほしい」を選べる。お腹はそれほど空いていなかったが、せっかくのビジネスクラスの機内食のため、「食事時に起こす」を選択した。食事をしたのは、ビジネスクラス全体の３分の１程度だった。ウィントフック→アジスアベバでは牛肉のステーキを選んだたため、今回は魚とパスタにした。あまり食べられなかったが、当然美味しい。デザートも果物盛り合わせのみにして、胃への負担を抑える。
今回も順調に飛行し、朝６時前にフランクフルト空港に着く。フランクフルト→ワシントンは、人生２度目のファーストクラスだ。（１度目は今回の世界一周旅行最初の全日空の羽田→ロンドン。）経験者のブログなどで、「フランクフルト空港のルフトハンザのファーストクラスは、他とはターミナルが別」、「ファーストクラスラウンジは選択肢の中からオーダーした料理をその場で調理してくれる」、「シャワーだけでなく、バスタブもある」、「ラウンジから飛行機までベンツで送迎してくれる」などと書かれており、期待はＭＡＸだ。実際は．．．新型コロナでどれも改悪されたようで、「エコノミークラスと同じターミナル」、「ラウンジも入口はビジネスクラスと同じで、その後ファーストとビジネスに分かれる」、「特に調理はしてくれず、他の空港のビジネスクラスラウンジと同じビッフェ方式」、「シャワーのみでバスタブなし」と、ラウンジがファーストクラスのみで空いていた以外は、特にファーストクラスのメリットはなかった。これならラウンジが別で、オーダーした料理を調理してくれた羽田空港の方が良かった。
おまけに「航空券にSSSS（セカンドセキュリティ）と印字されている」とのことで、別室に連れていかれ、更に厳しく荷物をチェックされた。一度イランに入国したため、米国から要注意人物とマークされたようで、今後も米国行きの飛行機に乗る度に、同様の厳しいチェックがされそうだ。
特にベンツで送迎されることもなく、普通の優先搭乗だ。アナウンスも最初に「子供連れや障がい者」が呼ばれ、次が「ビジネスクラス」と、ファーストクラスのアナウンスすら無かった。搭乗すると、ファーストクラスは７席のみで、ファーストクラス専用のトイレが２つもある。パジャマやスリッパ、キットの支給は、全日空の時と同様だ。比較的高齢で熟練されたフライトアテンダント２名がファーストクラス専用で着くのも、全日空と同じ。料理もデラッスクで、前菜からキャビアが出る。主菜は３種類からの選択で、安全パイの牛肉のステーキを選んだ。その前のフライトでデザートを食べ過ぎて胃が痛くなったため、今回はデザートは果物のみにした。
シートはもちろんフルフラットで、スペースもビジネスクラス以上に広いが、全日空のように側壁が全て閉まってネットカフェの個室のようにはならなかった。
日本映画を２本見ながら食事をし、その後ベッドメイキングをしてくれたシートで寝ていたら、あっと言う間に着陸２時間前になる。日本～欧州や日本～米国と違い、欧州～米国東海岸は近い。追加で注文できるメニューがあったため、その中でハンバーガーを頼む。肉々しくて美味かった。
ワシントン空港に着くと、普通は直接ゲートに入るか、バスで移動するが、一旦部屋のようなところに入り、それがバスのように移動した。
乗り換えでも入国審査がある。イランに入国した「要注意人物」のため、何か調べられるかと思ったが、行き先と目的、職業を聞かれただけで、問題なく通過した。預け荷物も無事にワシントンまでは届き、それを自分でピックアップして、更にＸ線検査機のあるコンベアに乗せる必要があった。
パナマ行きのコパ航空の出発は深夜の２時前で、まだ９時間ほど時間がある。コパ航空のラウンジはないため、同じスターアライアンスのルフトハンザ航空のラウンジに入る。２２時に閉まるため、それ以降は一般の待合室で過ごした。
