三重県、和歌山県と、紀伊半島を旅行してきた。テーマは「離島」だ。旅程は以下の通り：
自宅→佐田浜（鳥羽）→坂手島（若宮神社、アヤメ池、旧坂手小学校、姪の浜、手牟茂浜、林昌寺、村方商店、タブノキ、市水産研究所）→佐田浜→道の駅紀伊長島マンボウ→高塚山展望台→鬼ヶ城、獅子岩、花の窟神社、七里御浜→鈴島、孔島→補陀洛山寺、ブルービーチ勝浦、道の駅なち丹敷の湯→那智勝浦温泉、サンライズ勝浦泊
紀の松島めぐり、那智勝浦温泉→すさみ八景（日本童謡の園公園、恋人岬（陸ノ黒島、沖ノ黒島）、すさみ食堂、稲積島→元島、小元島 →初島港→地ノ島→初島漁港－42→和歌山マリーナシティ→和歌浦、新和歌山ロッジ泊
新和歌山ロッジ→加太港（友ヶ島へ行く予定だたが船の欠航で中止）、淡嶋神社→自宅
坂手島
三重県の離島は、以前に菅島、答志島、神島、渡鹿野島、間崎島へは行ったが、坂手島だけ行っていなかったため、今回初上陸した。次の船の出航まで1.5時間しかなかったが、徒歩で十分に回れた。メイン通りは車も通れない細い道で、「離島あるある」だ。（このため主な移動手段が原付バイクという離島は多い。）
集落の中心広場にはなつかしいボンカレーの看板が！
熊野
和歌山県の熊野市では、鬼ヶ城へ行った。奇石が続いて大迫力だ。ただ日影もないため、とにかく暑い。近くの鬼ヶ城センターではソフトクリームを売っていたが、ここはグッとこらえて、近くのコンビニでアイスクリームを買った。ソフトクリームは300～400円するが、アイスクリームだとその半額。「旅先ではパッといこう！」と思ってやってきたが、ついついいつもの節約グセが出てしまう。
新宮
地続きで船に乗らなくても分かれる島、鈴島と孔島（あなしま）へ行く。どちらも特に観光地ではないが、道路地図を見ていて発見した。誰もいないかなと思っていたが、私のような男性ソロを数人見かけた。
那智勝浦
最初に補陀洛山寺（ふだらくさんじ）へ行った。平安時代から江戸時代にかけて渡海船に僧が乗って極楽浄土へ向かったと、ブラタモリで放送されており、興味をもった。小さな、密閉された船に、わずかな水と食料を持って、北風にふかれて太平洋で出ていく僧の気持ちはどうだったのだろうか？ ほぼ死ぬことが分かって旅立つのは、ゼロ戦に乗るのと似ていたのだろうか。
その後ブルービーチへ行くために、道の駅なち丹敷の湯に車を停めたのだが、その丹敷の湯が日帰り入浴施設であることを知り、入湯することにした。入湯料は600円だが、ちょうど風呂の日（26日）で半額の300円だった。元々は那智勝浦温泉のかつうら御苑に日帰り入浴（1,000円）しようと思っていたが、かなり安くあがった。
サンライズ勝浦では、朝夕食ともにバイキングではない、贅沢な時間を過ごさせてもらった。（コスパ重視の私は宿の食事はバイキングか、民宿が多いため、ホテル・旅館でかつ非バイキング（特に朝食）は珍しい。）
翌朝は紀の松島めぐりの船に乗った。港の駐車場が有料だったため、ホテルから徒歩10分ほどで港へ向かった。船から男性露天風呂が見えた。（女性だったらうれしいが．．．）
すさみ
11時オープンの道の駅すさみ内の食堂へ行ったら、既に10組ほどの行列ができており、諦めた。すさみ食堂へ行き、何とか名物のさんま寿司を食べることができた。
有田
初島港に車を停め、地ノ島へ向かう。船は不定期なため、地ノ島からの船が戻るのを待つ。初島港から地ノ島までは10分ほど。地ノ島の船着き場のすぐ隣が海水浴場だ。1.5時間ほどのんびりした。
和歌山
泊まった新和歌山ロッジは国民宿舎なのであまり期待はしていなかったが、部屋は古かったが料理がデラックスで大満足だった。
翌日はいよいよ今回のメインである友ヶ島だ。砲台跡など、戦争の遺跡も多い。島内にはカフェが1軒あるだけのようなので、昼食もコンビニで買いこんだ。宿を早めに出発して加太港に着くと、「本日欠航」の文字が．．．「天気もいいのに何かの間違いだろう」と思って駐車場に入ると、おじさんが座っており「風が強いので本日欠航です」と言う。風は確かにあるが、それほど強くもなく、第一今日は1日晴天だ。何と運の悪い。これも知床の観光船事故の影響だろうか？
仕方なく、前日時間がなくて入場できなかった和歌山マリーナシティーに行こうかとも思ったが、日帰り入浴の開園10時にはまだ時間がある。諦めてそのまま自宅へ帰った。ただ、時間はあるため、高速代節約のため、途中まで一般道路を通って帰った。トホホ。
今回は初日と2日目は順調に旅程をクリアし、適度に節約をでき、旅を楽しんだが、最終日の欠航が誤算だった。離島の旅はこのリスクが付きものだ。友ヶ島はリベンジで絶対行くぞ！